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関西発ニュース



 

 テレビ大阪―減収減益 最終損益は6600万円の赤字 2013.05.30

 
 テレビ大阪が発表した平成25年3月期の連結決算(平成24年4月1日~平成25年3月31日)は、売上高が対前年比1・0%減の142億5100万円、営業利益は同27・1%減の2億3500万円、経常利益は同19%・9減の3億3900万円、最終損益は6600万円の損失計上となった。テレビ大阪システムとテレビ大阪エクスプロが増益となったものの、テレビ大阪単体とテークワン、テレビ大阪サービスの減益などが響き、経常利益は大幅に減少し、最終損益は赤字となった。

 またテレビ大阪単体では、売上高が対前年比4・6%減の120億8300万円、営業損益は4300万円の損失、経常利益は2億1200万円、最終損益は3億3800万円の損失を計上した。大阪モーターショーがない年に加え、事業部門の売上げが減少。その一方で制作費は実質的に増加し、マスター設備の更新に伴う償却負担などが圧迫し、営業損益は赤字となった。
 収入別では、タイム全体が54億1200万円、スポットは54億900万円、事業収入は6億9400万円、メディア収入は5億6100万円、その他の収入は600万円となった。

 一方、今期の連結業績予想では、売上高は約150億円で、経常利益は4億6500万円。単体売上高も約127億円で、経常利益は3億円を見込んでいる。

 

 FM802―次期社長に栗花落(つゆり)光専務が昇格 2013.05.30

 
 《役員人事》【FM802】6/27付
 ▽代表取締役会長(代表取締役社長)木矢道雄▽代表取締役社長(代表取締役専務)栗花落(つゆり)光▽常務取締役(同)田尻康高▽常務取締役(同)森田康之▽取締役(同)尾嶋啓憲▽取締役(同)阪田博義▽取締役(新任)奥井宏
 ▽非常勤取締役(同)和田昭=イズミヤ最高顧問▽非常勤取締役(同)菅井基裕=阪急電鉄顧問▽非常勤取締役(同)中野健二郎=京阪神ビルディング▽非常勤取締役(新任)村山創太郎=ニッポン放送社長▽非常勤取締役(新任)河内一友=毎日放送社長
▽常勤監査役(同)西川久知▽非常勤監査役(同)山口義孝=大阪芸術大学監事▽非常勤監査役(同)野口大=野口&パートナーズ法律事務所弁護士

 ▽栗花落(つゆり・ひかる)光=京都府出身、滋賀県大津市在住。1948年12月4日生まれ。1971年3月同志社大学経済学部卒業後、同年4月大阪放送入社。88年9月FM802入社後、93年7月編成部長、97年6月取締役編成部長、2004年6月常務取締役、07年代表取締役専務を経て、13年6月代表取締役社長に就任予定。

 

 FM802―4565万円の最終損失を計上 2013.05.30

 
 FM802が発表した平成25年3月期(平成24年4月1日~平成25年3月31日)の連結決算は、売上高に相当する営業収益は対前年比16・8%増の33億8246万円だったが、経常利益は大幅に減少して572万円、最終損益は4565万円の損失となった。

 収入別では、FM802のタイム収入は8億2185万円、スポット収入は7億4579万円、制作収入は5億3107万円、その他の収入は8億3444万円で、一方のFM COCOLOはタイム収入が2億988万円、スポット収入が1億370万円、制作収入が7569万円、その他の収入が6001万円だった。

 

 NHKの朝ドラ『ごちそうさん』―奈良でロケ取材会を開催! 2013.05.24

 
 NHK大阪放送局が制作する2013年度後期朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』(9月30日スタート)のロケ取材会が5月24日、奈良市の奈良女子大学のキャンパスで行われた。
 ヒロイン役の杏はこの日が撮影2日目。東京の高等女学校に通う17歳のめ以子役を演じた。め以子は食べてさえいれば幸せという〝食いしん坊〟のキャラクターで、同日は袂にしのばせたおやつの芋けんぴやかりんとうを次々と口に放り込みながら登校するというシーンも収録した。

 ロケ地となった奈良女子大学は明治末期に創立され、重要文化財にも指定されている記念館(旧本館)をはじめ、正門はモダンな近代建築の意匠を今に伝える歴史的建造物。そんなレトロムードの溢れるキャンパスで大正期の女学生を演じた杏は、「300日近くあるうちの2日目ですが、とっても楽しかった」と話し、「キャストやスタッフのみなさんともすごくいいチームワークを作っていけるなという確信が持てました」と、手応えを感じた様子だった。
 また、「これからどんどんシーンを重ねていって、め以子が自分の体の中にしみていくという中で、それをいちばん体現できるロケからスタートできたということを、とてもうれしく思っています」と話していた。
 物語は、大正~昭和の激動の時代を舞台に、東京の洋食屋の娘として生まれたヒロイン・め以子が大阪の旧家に嫁ぎ、へんくつな夫や個性的な婚家の人々に振り回されながらも、大阪の家庭料理の神髄を学んでいく姿を描く。

 放送は、9月30日(月)~翌年3月29日(土)までを予定している。

 

 バリシップ2013特集―日本無線 2013.05.22

 
 日本無線では、関西支社が中心となり、電子海図情報表示装置(ECDIS)やインマルサットFB250船舶衛星通信端末(新製品)、GPSコンパス、MF/HF無線装置(新製品)、インマルサットC船舶地球局(新製品)などを展示し、来場者に強くアピールする。同社ブースは展示会場の「A‐65」で、ほかにも多数の『安全・安心な航海』を実現する機器の展示を予定している。
 特に注目するのは、次世代INSのルールに適合したECDISの26と19インチの2モデルで、同展では参考出展を予定している。
 26インチモデルは16対9のワイド液晶画面を採用。2機種ともマルチファンクションキーにより、画面の切替がスムーズにでき、使いやすさが格段に向上する。発売時期は未定だが、今年度末までに販売を開始する予定だ。

 【主な出展機器】 ●次世代MFD(マルチファンクションディスプレイ)23インチECDIS(電子海図情報表示装置) ●GPSコンパス ●INMARSAT FB250(インマルサットFB250船舶地球局) ●GMDSSINMARSAT‐C(インマルサットC 船舶地球局) ●GMDSS 150W MF/HF無線装置 ●小型レーダー(7インチカラー液晶レーダー) ●波浪解析装置(レーダー波浪解析装置)など。

 【パネル展示機器】  ●海上情報サービス J-MARINE CLOUD  ●海域監視システム  ●リモートメンテナンスなど

 

 バリシップ2013特集―古野電気 2013.05.22

 
 古野電気(兵庫県西宮市、古野幸男社長)のフルノブースでは、国際規制により2012年7月以降順次義務装備化が段階的に始まった電子海図情報表示システム(ECDIS)をメイン展示し、同社が提供するECDISのコンピュータ支援型トレーニングサービス『NavSkills CAT』(ナブスキルズ・キャット)や、ワールドワイドなアフターサービス体制などを来場者にアピールする。
 同社が提供するECDISは、航路計画と航行監視に於いて、操船者を支援する最新鋭機種として開発されたもので、画面上に電子海図やAIS、IMOレーダーなどの情報をはじめ、船位、方位、船速などの航海情報が表示される。先進のGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)技術を活用し、従来機種に比べて直感的な状況把握と操作性を高めたほか、マルチファンクションディスプレイ機能を通じて、ネットワーク接続した舶用レーダーやコニングなどの各種情報を簡単に切替表示できるなど、『使いやすさ』にこだわった各種仕様を採用している。

 同社のプレゼンテ―ションは次の通り。
 ▽日時=5月24日(金)14・30~15・00
 ▽会場=テクスポート今治2F、プレゼンルームA
 ▽聴講料=無料
 ▽定員=45人
 ▽テーマ=「古野電気が提案する新ECDISとECDIS Type Specific Training」。フルノECDISを操作習熟するために設けた各種トレーニングサービスについて、世界各所に設置したトレーニング施設での教育サービスと、通信教育サービスによるナブスキルズ・キャットなど、同社独自に提供するトレーニングサービスについて紹介する。

 

 アマチュア無線特集―アイコム 2013.05.22

 
 アイコムの車載型のマルチバンドトランシーバー「IC‐7100」(希望小売価格16万5900円)と、ハンディ型のコンパクトデュアル「ID‐51」(同5万7540円)は、初級者から上級者までが楽しめる『D‐STAR』対応の製品として、発売以来数多くのユーザーから好評を得ている。
 車載タイプの「IC‐7100」=写真=は、業界初のタッチパネルによる直観的で軽快な操作感が最大の魅力で、シャック(無線室)はもちろん、車内やアウトドアでもこれまでにない快適な運用が実現する。卓上に置いても見やすく、操作しやすいスラント型コントローラーを採用した。コントローラー部には、スピーカーとマイク/外部スピーカー(ヘッドホン)/エレキ―端子を装備している。
 もちろん、高度な運用を可能にするデジタル機能群も充実しており、上級機同等の高性能32bit浮動小数点DSPを搭載。クラス初のCWオートチューン、デジタルIFフィルターやデジタルツインPBTなど、各種デジタル機能の性能も強化した。
 一方、ハンディータイプの「ID‐51」(希望小売価格5万7540円)=写真=は、2波同時受信に対応した待望のコンパクト製品で、先進のデジタルならではのクリアな音声で通信ができるだけでなく、レピータを使用すれば安定した遠距離通信が楽しめ、従来のFMモードにも対応している。

 同製品の主な特長は次の通り。
①簡単設定を実現するDRモード②2波(V/V、V/U、U/U)同時受信機能を搭載③AM/FMラジオ、エアバンドの受信が可能④気軽に持ち出せるコンパクトボディを実現。幅58×高さ105・4×奥行き26・44㍉⑤最高水準の防水性能IPX7を実現⑥大容量のデータにも対応できるmicroSDスロット⑦高精度、高感度GPSレシーバーを内蔵⑧位置情報自動応答機能⑨GPSログ機能⑩最寄りレピータ自動リストアップ機能⑪漢字表示が可能な大型LCD&LCDバックライト⑫多彩なデータをCSV形式で保存できる交信ログ機能⑬バッテリーやオプションは「ID‐31」と共通、この他にも多くの機能を搭載している。

 

 シャープの次期高橋社長―国内市場の重要性を語る! 2013.05.20

 
 6月25日にシャープの新社長に就任する高橋興三代表取締役副社長執行役員が5月20日、大阪市阿倍野区の本社で、専門紙との懇談会を開催し、就任後の抱負などを語った。

 冒頭、高橋副社長は、「八尾工場では健康・環境などの白物を担当しており、2010年からのアメリカ勤務を経て、昨年4月に戻ってきました。経営状況は非常に厳しい状況ですが、この大阪から再生と成長に向けた新たなスタートを切り、市場の信認を取り戻します」と強調した。

 また、記者との懇談会の席上、「日本の人口は世界10番目で、非常に重要なマーケットです。今後世界市場では少子高齢化がすすみますが、その意味でも日本市場はますます重要になってきます。これからは人生を楽しむための商品やサービスを提供することが大切で、社会がシャープという会社を必要とすることを目指して、そのための商品展開を図ります。同社には技術力があります。社員はそのことを自覚し、もっと元気を出し、自信を持ってもらいたい」と、国内市場の重要性を語った。
 同社は、前期(2013年3月期)に5453億円の最終赤字を計上したが、今期(2014年3月期)は高画質・省電力の新型液晶「IGZO(イグゾー)」の販路拡大などで、主力の液晶事業の立て直しを図る。そして2016年3月期には最終損益800億円の黒字を目指す。

 《プロフィール》
 ▽高橋興三(たかはし・こうぞう)。1854年(昭和29年)8月20日生まれの58歳。大阪府出身で、静岡大学大学院修士課程工学研究科卒業。妻と長女、次女の4人家族
 ▽座右の銘=「あきらめへん」
 ▽趣味=古代史関連の本を読むこと。
 ▽仕事で心がけていること=「今日・明日・明後日の3日間の仕事を毎日すること」。「今日」は今期、「明日」は3年先、「明後日」は5~10年先のことであり、どんなに忙しくても足元だけでなく、先を見据えた仕事をする。それぞれの仕事は、考えるだけでなく、失敗を恐れずに行動に移す
 ▽印象に残っている仕事=健康・環境システム事業本部長時代に、プラズマクラスターの普及拡大を図った。また、米国販売会社(シャープ エレクトロニクス コーポレーション)の会長時代に、液晶テレビの大型化戦略を展開した。いずれも、赤字体質だった事業を黒字化したため、特に印象深い

 

 「かんさい放送と技術フォーラム2013」開催! 2013.05.14

 
 放送技術の向上を図ることを目的とした「かんさい放送と技術フォーラム2013」(NHK大阪放送局技術部主催)が16と17の2日間、大阪市中央区の大阪歴史博物館で開催した。今年は近畿のNHK各局や在阪民放各社から開発機器と運用の改善例など17件が報告され、うち5件が受賞(最優秀賞1件・優秀賞2件・奨励賞2件)し表彰された。

 今年の最優秀賞は、『Air映像からスーパーを抽出し、カメラリターンに上乗せするシステムの開発』(NHK京都放送局技術部の半田達二郎さん)に決定した。また優秀賞には『電波到来方向推定法を用いた高機能受信アンテナの開発』(NHK大阪放送局技術部・映像・照明の大平康隆さん)と『基幹局アラーム通報機能の改善』(NHK大津放送局技術部の堀洋祐さん)。さらに奨励賞には、『アイデア機材の開発と新しい映像表現への挑戦』(NHK京都放送局技術部の林克明さん)と『ラジオ雑音調査用簡易チェッカーの開発』(NHK大阪放送局技術部・送受信技術の片野祐太郎さん)がそれぞれ選ばれた。
 最優秀賞を受賞した半田さんは、「小学校のとき以来の受賞で驚いています。この研究は、これからの課題も多いと思いますが、今後の期待を込めての受賞だと思っています。これを励みにますます頑張りたいと思います」と喜びを語った。
 またNHK大阪放送局の小林修技術部長は、「最優秀賞の京都局・半田さんは、地デジになってから生中継における課題に対して、斬新な発想で一つの解決策を示した。今後の課題もあるが、これからの展開を期待したい。全国の報告会では、的確なタイトルでの報告をお願いしたい。また優秀賞の大津局・堀さんは、極めて実用性の高い解決策を示した。同じく大阪局・太平さんは、今後様々な番組制作で期待されるものとして高く評価された」と講評した。

 なお、最優秀賞の半田さんと優秀賞の堀さんの2人は、6月20日に開催される第66回全国技術報告会での発表を予定している。

 

 富士通テンー減収増益 最終損益は黒字に改善! 2013.05.14

 
 富士通テンの2013年3月期の連結決算(2012年4月1日~2013年3月31日)は、売上高が対前年比1・1%減の2464億1100万円だったが、営業利益は25億3400万円(前期は41億3000万円の赤字)、経常利益は24億3200万円(同43億3900万円の赤字)、当期純利益は7億9900万円(同156億3700万円の赤字)と、それぞれ黒字に改善した。国内市販市場の縮小や単価の下落などにより売上は減少したものの、固定費と生産体制再編による国内加工費の低減を図ることで黒字に転換した。
 
 一方、2014年3月期(2013年4月1日~2014年3月31日)の通期連結業績予想では、売上高が対前年比8・9%増の2685億円、営業利益は同18・3%増の30億円、経常利益は同15・1%増の28億円、最終利益は同125・2%増の18億円を見込んでいる。

 

 総通局―電波監視概要を公表!前年比3割減 2013.05.14

 
 近畿総合通信局(野津正明局長)は14日、平成24年度近畿管内2府4県の電波監視概要を取りまとめて公表した。
 平成24年度に確認された不法無線局は544件だった。前年度に比べて3割減少したものの、不法アマチュア無線は増加し、不法船舶無線は依然として高い数字となった。

 内訳は不法市民ラジオが19件(5件増加)、不法アマチュア無線が151件(45件増加)、不法パーソナル無線が55件(4件減少)、不法船舶無線が319件(266件減少)だった。
 同局では、遠隔方位測定設備(DEURAS)や現地の電波監視車両と連携して所在を確認し、違反者に対しては法令を遵守するよう指導している。平成24年度の指導件数は439件で、アマチュア無線(102件)と船舶無線(196件)が全体の7割を占める結果となった。
 また、重要無線通信に妨害を与えたり、再三の指導に従わないなどの悪質な違反者には捜査機関に告発しており、告発件数は61件(前年66件)となり、不法アマチュア無線が41件(同37件)と最も多かった。
 不法無線局は、免許を受けずに電波を発射するため、放送や航空、海上、消防、救急用の通信や携帯電話などの重要無線通信に深刻な影響を与える。このため、同局では電波監視や指導、捜査関係機関との共同取締りなどを強化している。

 

 シャープ次期社長に高橋興三副社長が昇格! 2013.05.14

 
 シャープは14日、次期社長に高橋興三副社長が昇格する人事を発表した。奥田隆司社長は会長に退き、片山幹雄会長は退任する。同日発表した中期経営計画とともに、6月下旬の株主総会に提案する。
 また、取締役人事では現行の12人体制を縮小し、スリム化する予定。社長に昇格する高橋氏のほか、主力取引銀行のみずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行が派遣する2人も迎える。
 現在、営業担当副社長を務める高橋氏は、白物家電の営業畑が長く、中国、米国での海外経験は8年余り。2010年から2年間は米州本部長として米国での大型液晶テレビの販売に携わった。昨年4月から副社長に昇格し、奥田社長を支えてきた。

▽高橋興三(たかはし・こうぞう)大阪府出身。1980年に静岡大学大学院卒後、シャープ入社。2008年に執行役員、2012年4月に代表取締役副社長執行役員、2013年6月下旬に社長昇格予定。

 

 シャープ―5453億4700万円の損失を計上 2013.05.14

 
 シャープが14日発表した2013年3月期(2012年4月1日~2013年3月31日)の連結決算は、売上高が対前年度比0・9%減の2兆4785億8600万円、営業損益は1462億6600万円の損失(前期は375億円の損失)、最終損益も5453億4700万円(同3760億円の損失)の損失となった。主力の液晶パネルや太陽電池の事業価値を大幅に見直し、また工場の減損処理などで巨額の特別損失を計上したことが響いた。損失額は昨年度を上回り、2期連続での大幅損失となった。

 ただ、2014年3月期(2013年4月1日~2014年3月31日)は、高画質・省電力の新型液晶「IGZO(イグゾー)」の販路拡大などで、主力の液晶事業の立て直しを図る。売上高は対前年比8・9%増の2兆7000億円、営業利益は800億円、経常利益は400億円、最終損益は50億円と3期ぶりに黒字転換する見込みで、財務体質も大きく改善する見通し。

 

 アイコム―円安が貢献し大幅な増収増益! 2013.05.10

 
 アイコムが発表した平成25年3月期(平成24年4月1日~平成25年3月31日)の連結業績は、売上高が対前年比9・6%増の258億5100万円、経常利益は同106・8%増の31億5600万円、当期純利益は同103・4%増の22億2800万円となった。国内での復興需要に加え、カナダ現地法人の売上げが寄与したことで増収となり、原価率の改善をはじめ円安により為替差益が発生しましたことで大幅な増益となった。

 一方、平成26年3月期(平成25年4月1日~平成26年3月31日)の通期連結業績予想では、売上高が対前年比2・3%増の264億4000万円、経常利益は同23・7%減の24億1000万円、通期純利益は同14・3%減の19億1000万円円を見込んでいる。

 【アイコム】6/25付け
 《役員の異動》
 ▽常勤監査役(経営企画部長 兼 経営企画室長)大野健治▽退任(常勤監査役)和田壽洋
 《執行役員の異動》
 ▽執行役員、総務部長 兼 社長室長(総務部長 兼 社長室長)小路山憲一▽執行役員、ドキュメントソリューション部長(ドキュメントソリューション部長)箭野佳照

 《人事異動》
 ▽経営管理部長(経営企画部債権管理室長)植畑敬一

 《組織変更》
 ▽経営企画室および債権管理室を廃止し、経営企画部から経営管理部に名称変更する

 

 TOA―増収大幅増益!アジア・パシフィック地域での販売増が貢献 2013.05.08

 
 TOAの平成25年3月期連結決算(平成24年4月1日~平成25年3月31日)は、売上高が対前年比2・9%増の370億1700万円、営業利益が同6・5%増の36億2000万円、経常利益が同12・4%増の39億円、当期純利益が同19・1%増の24億2800万円となった。同社では、商品企画から開発、生産、販売までを世界各地域で行う地域事業体制を強化。中国・東アジア地域などでは売上げが減少したものの、インドネシア・ジャカルタ市に地域専用商品を扱う研究開発拠点を設立するなど、アジア・パシフィック地域での販売増が売上げに大きく貢献した。

一方、平成26年3月期の連結業績予想については、売上高が11・3%増の412億円、営業利益が同13・2%増の41億円、経常利益が同5・1%増の41億円、当期純利益が同1・3%増の24億6000万円を見込んでいる。

 

 NHK連続ドラマ『夫婦善哉』が8月24日からスタート 2013.05.06

 
 NHK大阪放送局6日、大阪市中央区の大阪放送会館で、8月24日からスタートする連続ドラマ『夫婦善哉(めおとぜんざい)』(土曜/午後9・00~、全4回)のスタジオ取材会を開催した。

 同ドラマは、生誕100年を迎えた大阪の文豪、織田作之助が原作。北新地の売れっ子芸者の蝶子(尾野)と化粧品問屋の道楽息子・柳吉(森山)の夫婦愛を描いた人情喜劇で、蝶子の子供時代のエピソードや『続夫婦善哉』(2007年に鹿児島で発見された未発表原稿)の物語なども今回はじめてドラマ化する。

 取材会には、主演の森山未來と尾野真千子のほか、青木崇高、田畑智子、佐藤江梨子、大東駿介らが出席し、抱負などを語った。
 会見の冒頭、NHKの櫻井制作統括は、「今回最高のキャストを迎えて、どのシーンもその佇まいが見ているだけで伝わってきます。今年は(NHK大阪の)テレビ60周年という大きな節目ですが、このドラマはそれ以上に〝今の人の心に届く〟ことを実感しています」とあいさつした。
 また森山は、「いままで森繁さんや淡島さんをはじめ数多くの方がやってきている作品ですが、今回はこの若い面子で、すごくいい渦に巻き込まれて心地よい日々を過ごしてます」と語った。
 尾野は、「この慣れ親しんだ大阪という土地で、皆様のお力を借りて柳吉さんを愛し抜きたいと思っております」と話した。兵庫県神戸市出身の森山と奈良県五條市出身の尾野が繰り広げる関西弁のやりとりも見どころで、ほかにも火野正平や根岸季衣、平田満、草刈正雄、麻生祐未、岸部一徳らが共演する。
 収録は順調に進んでおり、6月中旬クランクアップの予定。

 

 朝日放送―増収大幅増益 主力の放送事業と子会社が貢献! 2013.04.30

 
 朝日放送は4月30日、平成25年3月期(平成24年4月1日~平成25年3月31日)の連結決算を発表した。売上高は対前年比0・9%増の788億4700万円、営業利益は同30・5%増の57億4800万円、経常利益は同25・5%増の58億2000万円、当期純利益は同383%増の27億7400万円となった。主力の放送事業は、好調な視聴率を背景に売上高が前連結会計年度の実績を上回るなど、業績は順調に推移。子会社の業績も大きく貢献し、増収増益となった。

 放送事業では、売上高が689億5700万円となり、前連結会計年度に比べて4億3700万円(0・6%)の増収となった。年度視聴率が、全日・ゴールデン・プライム・プライム2の全ての時間帯で首位となり、開局以来初めてとなる四冠を達成。テレビスポット収入は2・8%の増収となった。
このほか、ハウジング事業も新規展示場のオープンなどにより増収増益、ゴルフ事業も来客数の増加やコストの見直しなどにより増収増益となった。

一方、平成26年3月期の連結業績予想では、通期の売上高は前年比2・1%増の805億円、営業利益は同2・6%減の56億円、経常利益は同2・1%減の57億円、当期純利益は同19%増の33億円を見込んでいる。

 

 FM802―「うめきた」から公開生放送 2013.04.26

 
 FM802は4月26日、同日大阪・梅田にオープンした大型商業施設・グランフロント大阪のパナソニックセンター大阪内特設ステージ(2階)から、女性人気デュオのPUFFYを迎えて公開生放送を実施した。

 番組は、4月からの新番組『AWESOME FRIDAYS』(金曜、18・00~21・00)で、金曜夕方からの3時間公開ラジオショー。DJ飯室大吾が担当し、毎週ゲストを迎え、グランフロント大阪のパナソニックセンター大阪(うめきた)・ハローステージからレギュラーの公開生放送を実施する。タイトル『AWESOME FRIDAYS』は、「すごく楽しい金曜日を過ごす人たち」の意味で、週末のアフター6から、大阪のど真ん中で軽快な音楽とトークが楽しめる。
 この日ゲスト出演したPUFFYは、昨年8月に吉村が第1子を出産したため、一時活動を休止していた。今年3月の活動再開後はじめてのラジオ公開イベントで、5月22日には新シングル「脱ディストピア」を発売する予定。同日は200人以上のファンが詰めかけ、会場を盛り上げた。

 FM802のハローステージは、JR大阪駅2階デッキの「創造の道」から直結したグランフロント・パナソニックセンター大阪内に設けてあり、大阪駅からの玄関口にあたる。今後グランフロントへの集客増を担うことが期待されている。

 

 パナソニックセンター大阪―グランフロント大阪にオープン! 2013.04.26

 
 パナソニック情報発信の新拠点となるパナソニックセンター大阪が4月26日、JR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」の先行開発区域「グランフロント大阪」南館にオープンした。

 これまで大阪市中央区の大阪ビジネスパークに設置していた「パナソニックリビングショールーム」と「パナソニックセンター大阪」の2つのショールームが統合してリニューアルしたもので、『美』・『食』・『楽』・『住』のテーマから一歩先のライフスタイルを提案する。『共創』がコンセプトで、新たな暮らしの価値を顧客とともに考えてつくる場として捉え、グローバル情報の受発信拠点と位置づけた。
 同センターは、JR大阪駅2階デッキの「創造の道」から直結しており、2階~地下1階までの3フロアを使用し、広さは約5000平方メートル。見学は無料で、一部ヘア&メイク用品が使い放題のビューティーアトリエCLUXTA(クリュスタ)は1時間300円となる。開館時間は午前10時から午後8時まで。休館日は未定で、地下1階のリビングフロアは水曜日、お盆、年末年始は休館となる。
 グランフロント大阪は、JR大阪駅の北側に位置し、ヨドバシカメラ・マルチメディア梅田に隣接するエリア。梅田貨物駅を中心とする約24ヘクタールの大阪駅北地区のうち、東側7ヘクタールを先行開発した。オフィスや商業施設の入る南館、知的創造拠点となる北館(ナレッジキャピタル)、ホテル・サービスレジデンスや分譲住宅などが入る棟で構成されており、年間約2500万人~4000万人規模が訪れると予測する。同センターでは、その約1割となる約250~400万人の来場者数を見込んでいる。
 パナソニックの各フロアの概要は次の通り。

 ●《2階》
 【私の新しいくらしを見つけるLIFE STYLE Floor】
 ▽フォトファンスタジオ(LUMIX Salon)=撮る、見る、残す、共有する写真の楽しみ方を体感でき、プロカメラマンによる写真展やワークショップを開催する。
 ▽美容、健康家電が体感できるビューティーアトリエCLUXTA(クリュスタ)=資生堂とのコラボレーションを展開。化粧品の提供だけでなく、『美』をテーマにしたプロモーションイベントも開催。また資生堂の化粧品を使いながら、パナソニックの美容家電を試すことができ、ゆったりと座れる化粧台に、肌の潤いを保つスチーマーや目元エステなどを備え付け、ミラーには光の色温度が調節できる最新のLED(発光ダイオード)照明を採用した。1時間300円で女性のみ利用できる。
 ▽「クッキング&カフェ(Foodie Foodie)」=味わう、学ぶ、つくることを通じて、新たな食のくらしのヒントが発見できるキッチン。パナソニックの調理家電を使用し、食のキーパーソンが開発したここでしか食べられないメニューを提供し、レシピは料理教室やスマホアプリで公開する。

 ●《1階》
 【明日のくらしと街を考えるSOLUTION Floor】
 ▽ビジョンウォール=先進の大型ビジョンやインタラクティブ映像により、エコでスマートなくらしのソリューションが体感できる。
 ▽くらし01=安心して長く暮らせる家を提案する。
 ▽くらし02=子どもを健やかに育てる家、子育てライフをサポートする。
 ▽くらし03=一人ぐらしの30代女性が選んだ、女性向け賃貸マンションのくらしを提案する。

 ●《地下1階》
 【住まいの設備ショウルーム LIVING Floor】
 ▽「シミュレーションスタジオ」=55型のプラズマ画面16枚を合わせ、インテリアや台所、床や明かりの色を実際の大きさで映し、住宅を購入する際のプランが検討できる。こだわりの夫婦、2世帯同居、熟年夫婦、若い世帯の4つの空間で、先進の機器を活用した新たな暮らしを提案する。

 

 NHK大阪放送局―GWに「BKワンダーランド・春」開催! 2013.04.26

 
 NHK大阪放送局のふれあい広場「BKワンダーランド・春」が5月3~5日(午前10時~午後5時)までの3日間、市内中央区のNHK大阪放送会館で開催される。
 今回は、NHK大阪放送局が制作する番組をはじめ、人気の全国放送番組と連動したスペシャルイベントを多彩なゲストを迎えて届けるほか、『環境』『防災』などをテーマにしたイベントも実施する。またNHKの人気キャラクターとの撮影コーナーやゲームコーナーなども設置し、連日盛りだくさんの内容で楽しめる。一部事前申込と当日整理券配付イベントもあるが、入場は自由(無料)。
 大阪放送会館へは、地下鉄『谷町四丁目』駅2番・9番出口すぐ(大阪市中央区大手前4-1-20)。問合せ先は、06‐6941‐0431(平日午前10時~午後6時まで)。URLは、http://www.nhk.or.jp/osaka/
 予定されているイベントは次のとおり。

 【アトリウム 特設ステージ】
 ●3日
 ▽オープニングステージ=10・30~
 ▽NHK番組体感ランド「おしりかじり虫ショー」*2回公演=11・15~、14・15~
 ▽「子どもを守れ!」キッズダンス&パフォーマンスコレクション=13・00~、出演=ラブっち
 ▽「今日は一日 パンク/ニュー・ウェイブ三味」PRミニステージ=15・30~、出演=少年ナイフ
 ●4日
 ▽NHK防災キャンペーン「あほすき」×「シンサイミライ学校」BOSAIステージ=12・00~、出演=川中美幸、鎌苅健太、銀シャリ。講師は永田宏和(NPO法人プラス・アーツ 理事長)
 ▽「なみはなライブ」(FM・関西地域向け公開収録)=13・00~、出演=押尾コータロー、*観覧申込は当日整理券を配布。詳細は決まり次第ホームページなどで告知
 ▽「にっぽん縦断こころ旅」&土曜ドラマ「夫婦善哉」スペシャルトーク=15・00~、出演=火野正平ほか
 ●5日
 ▽時代劇「猿飛三世」忍者アクション体験=12・00~、14・15~ ※参加は当日受付
 ▽連続テレビ小説「ごちそうさん」スペシャルトーク=13・00~、出演=近藤正臣、東出昌大
 ▽NHK環境キャンペーン「いまから始めなきゃMOTTAINAI!」=15・00~、出演=ルー大柴
 ▽フィナーレステージ=16・15~

 【アトリウム】
●3日~5日
 ▽NHK番組体感ランド=「リトルチャロ」パネル展示&記念撮影コーナー、「どーもくん」記念撮影コーナー ほか
 ▽子どもを守れ!キャンペーン=「ワークショップコーナー」ほか

 【T2スタジオ】
 ●3日~5日
 ▽身近に!楽しく!放送技術=「ボイスチェンジャー」、「歴史秘話ヒストリア・クロマキー体験」ほか
 ▽NHK番組体感ランド=「フォトサービスコーナー」、「どーもくんダルマ落とし」、「びっくりデジ樽ゲームコーナー」

 【BKプラザスタジオ】
 ●3日
 ▽ぐるっと関西おひるまえ=11・35~(公開生放送、総合・関西地域向け)
 ●4~5日
 ▽NHK番組体感ランド(ワークショップ)=大河ドラマ「八重の桜」、おきあがれ!コボシくん絵付けコーナー ※当日受付・定員あり
 ▽NHK環境キャンペーン「古新聞でエコバッグ作り」 ※当日受付・定員あり

 【アトリウム】
 ●3日~5日
 ▽NHK番組体感ランド=「リトル・チャロ」記念撮影コーナー、「どーもくん」記念撮影コーナー
 ▽あなたの声で強くなる!ボイスマンコーナー
 ▽NHK防災キャンペーンブース
 ▽子どもを守れ!キャンペーンブース

 【北側広場】
 ●3日~5日
 ▽キッズコーナー=ななみちゃんのふわふわジャンボ ※雨天中止

 【NHK大阪ホール】
 ●3日
 ▽「ワンワンとあそぼうショー!」=観覧事前申込制(NHKネットクラブプレミアム会員限定)申込み終了。
 ●4日
 ▽「かんさい土曜ほっとタイム・特集ぼやき川柳のつどい」ラジオ第1・公開生放送*ラジオ第1放送(全国)午後1・05~3・55 生放送、観覧事前申込制、申込み終了。

 

 日本CATV技術協会近畿支部―第1回会議総会開催 2013.04.25

 
 日本CATV技術協会近畿支部の第1回会議総会(第39回定時総会)が4月25日、大阪市内のホテルで開催した。平成24年度事業報告と同決算報告を審議後、平成25年度事業計画と同予算案を報告、いずれも承認可決した。

 冒頭、佐藤房夫支部長(DXアンテナ顧問)は、「今日は一般社団法人となり、はじめての総会です。これまで新しい資格制度などを取り入れてきたが、現在は次のステップに向けた準備段階になる。近畿支部においては、CATV技術者と業界技術力の向上を図ることを重点項目としてそれぞれの事業をまい進する意向で、秋からの広域事業や収益事業も順次すすめる予定です。今後はデジタル時代に相応しい協会作りを目指したい」と強調した。
 引き続き、協会本部の浅見洋審議役は、「4月1日に新しい一般社団法人が設立された。新しい法人は、旧法人の全ての事業と資産を引き継いでいるが、若干手続き的な違いがある。今日は議事のあとで、そのことについて詳しく説明する」と述べた。
 また議事終了後のCATV功労者表彰では、かんでんエンジニアリングの佐藤昭夫氏ときんでんの西山富朗氏が表彰された。その後の記念講演では、浅見審議役が「一般社団法人移行の意味・メリットについて」および「ニューデジタル時代の業界動向について」のテーマで講演した。

 ●《第2級CATV技術者資格講習試験受講案内》=2日間で取得。講習会受講後、「技術」「法規」2科目の試験に合格すれば資格者となる。講習試験は、7~8月に全国8地域で実施される。
 ▽受付開始は2013年5月7日(火)から31日(金)まで
 ▽日本CATV技術協会ホームページから申込み可能
 ▽講習と試験=〈第1日〉午前午後とも技術科目講習〈第2日〉午前は法規科目講習、午後は試験(技術・法規)
 ▽料金=3万3810円(講習・テキスト代・税込み)

 

 古野電気決算―利益面で黒字確保! 2013.04.15

 
 古野電気の平成25年2月期の連結決算(平成24年3月1日~平成25年2月28日)は、売上高が対前年比7・4%減の716億500万円、営業利益は同44・2%減の12億1800万円、経常利益は同2・0%増の21億4200万円、当期純利益は15億6400万円となった。
 
 売上げについては、舶用事業の商船市場向けと中大型艇を中心とするプレジャーボート市場向けの売上が伸び悩んだほか、産業用事業でも生化学自動分析装置の需要が低調だったため、医療機器の売上が減少した。
 また利益については、為替差損益の影響などにより、営業外収支が前年同期に比べ大きく改善したため、経常および純損益も黒字を確保した。
 一方、平成26年2月期の業績予想については、通期での売上高は対前年比5・4%増の755億円、営業利益は同88・8%増の23億円、経常利益は同26%増の27億円、通期純利益は同27・8%増の20億円を見込んでいる。

 

 パナソニック―新放送用の記録メディアを発売! 2013.04.03

 
 パナソニックは3日、業務用ビデオカメラなどで使用する新放送用の記録メディア「microP2(マイクロ・ピーツー)カード」を、16日から発売すると発表した。この他、USB3・0インターフェイス付メモリーカード・ドライブ「AJ-MPDIG」や、既存のP2機器で使用するためのメモリーカード・アダプター「AJ-P2AD1G」も同時発売する予定。

 今回発売する「microP2カード」は、「P2カード」を進化させたもので、フォームファクターをSDカードに変更した。32GBと64GBの2種類で、価格は2万8350円と3万9900円を予定している。
 また同時発売する周辺機器は、USB3・0接続のドライブ「AJ-MPDIG」が3万9375円、従来のP2カード用スロットで、microP2カードを使うためのアダプタ「AJ-P2AD1G」が2万790円での発売を予定している。
 ただし、P2カムの「AG-HPX600」など、現行のP2機器でmicroP2を使う場合はソフトウェアのアップグレードが必要となり、さらに今後開発が予定されているP2シリーズの新製品は、カードアダプタ無しでmicroP2カードに対応する予定。
 新放送用記録メディアの「microP2カード」は、インターフェイスはSDメモリーカードUHS-Ⅱに準拠しており、最大2Gbpsの高速転送を実現する。従来のP2機器に搭載されている既存のコーデックに加え、「AVC-ULTRA」ファミリーのAVC-Intra200(1080/60i時、ビットレート約200Mbps)までの書き込みに対応。メモリー部のRAID技術やエラー訂正機能など、P2カードと同様の信頼性を継承し、SD規格比200%の曲げ・捻り強度も確保した。
 さらに、「CPS(コンテンツ保護システム)」機能を搭載しており、カードへのアクセスをパスワードで制限することで部外者のアクセスを禁止できるなど、セキュアなメディア管理が可能になる。

 

 アマチュア無線関連のWebマガジン創刊! 2013.04.02

 
 アマチュア無線関連の情報を紹介するWebマガジン『月刊FB(Fine Business)ニュース』が4月1日に創刊した。

同マガジンは、月間FBニュース編集部が日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)などの協力を得て発行するもので、サイト内ではニュースや連載記事をはじめ、テクニカル、JAIA、今月のハムなどの各コーナーを設け、毎月さまざまな切り口でアマチュア無線関連の情報などを提供する。
 また、外部先リンクも充実しており、行政や関連企業などのサイト閲覧がすぐにできるのも特長。内容については現在、アマチュア無線の主力層である40代以上のアマチュア無線家(ハム)を対象に、最新の情報を提供するとともに、様々な遊び方なども提案する。
 同ニュース編集部では、紙媒体では得られない電子媒体のメリットを活かした誌面作りを目指しており、各記事の文字数に制限は設けず必要な分はすべて掲載する方針。さらにサイトを通して、非常事態時でのアマチュア無線の活躍や社会貢献などを正確に伝えることで、ハム以外の人にも認識向上を図る。

 現在、アマチュア無線局数は、趣味の広がりや携帯電話器の普及など無線通信手段の多様化により、1995年のピーク時の約三分の一にまで減少している。昨年の7月には、アマチュア無線が再開してから60年が経過するなど、同ニュースの創刊を機に普及と活性化を図っていく。 月刊FBニュースサイトは、http://www.fbnews.jp/index.html

 

 アイコム―特定小電力トランシーバー4月上旬に発売! 2013.04.02

 
 アイコム(大阪市、福井勉社長)は、同時・中継・交互通話の全てに対応する免許不要の特定小電力トランシーバー「IC-4188D」(ウィズコールプロ)=写真=を、4月上旬から発売する。

 同製品は、免許・資格が不要で、用途に応じてフレキシブルに使えるのが特長。中継・交互通話はもちろん、電気設備工事やイベント進行業務など、リアルタイムに情報をやりとりする必要がある業務に適した同時通話にも対応している。
 また、レピータモードに設定することで、トランシーバーとしてではなく、ポータブル中継装置としても使用でき、屋外やコンセントがない場所での中継通話を実現する。450mW以上の大音量を出力するスピーカーを装備しており、工事現場や雑踏などの騒がしい場所での交互通話や中継通話にも適している。
 さらに、ロングアンテナを採用。広範囲に安定した音声が届くほか、塵や水しぶきの舞う屋外や工場などでの使用を想定し、IP54の防塵・防水性能も確保した。マイクゲイン調整機能や空きチャンネルサーチ機能、受信専用機能など、役立つ多彩な機能を装備している。
 別売品として、WITHCALLシリーズ共通のオプションに加えて電源アダプターやシガレットライターケーブルをラインナップし、外部電源からの給電による長時間運用を可能にするなど、様々な状況に合わせコミュニケーションがサポートできる。
 価格は3万1290円。同社では年間3000台の販売を予定している。

 

 総務省近畿総合通信局―新年度重点施策を発表! 2013.04.01

 
 近畿総合通信局(野津正明局長)は1日、平成25年度の重点施策を公表した。新年度は、〝ICTで創る関西の元気と安心・安全!~南海トラフ巨大地震等対策の推進~〟をスローガンに掲げ、①大地震・津波に強い情報通信インフラの構築、②高度な電波利用の促進と良好な電波利用環境の整備、③地上デジタル放送の受信環境整備、④地域経済の活性化と安心・安全なICT利活用環境整備の4項目を重点的に取り組む。重点施策と具体的な取組みは次の通り。

 《重点施策》
 ●大地震・津波に強い情報通信インフラの構築
 ▽東日本大震災では、被災エリアが広範囲に及ぶとともに、従来の想定を超えた被害が発生した。また、政府の発表によると、南海トラフ巨大地震が発生した際には、関東以西の広大な地域に甚大な人的・経済的被害が発生することが想定されている。このため、今後の南海トラフ巨大地震などの発生に備え、情報通信インフラなどの耐災害性の強化や更なる防災情報伝達手段の多重化・多様化を、一層促進し、安心・安全な社会の実現に努める。
 ①情報通信インフラなどの耐災害性の強化【具体策】電線共同溝などの導入促進、行政情報の遠隔地バックアップ機能(自治体クラウド)の普及促進、地域公共ネットワークの強靱化の促進、非常災害時におけるICT利活用に関する研究開発の促進
 ②防災情報伝達手段の多重化・多様化の促進【具体策】緊急速報メールの普及促進、防災情報通信基盤及び公共情報共有基盤の整備促進、防災行政無線未整備自治体に対する整備の促進、防災行政無線のデジタル化の促進、消防・救急無線のデジタル化の促進
 ③防災情報伝達手段等に関する周知・啓発【具体策】非常災害時に備えた情報伝達手段等に関する情報提供、防災情報通信セミナー等による周知・啓発
 ●高度な電波利用の促進と良好な電波利用環境の整備
 ▽電波利用については、活気ある豊かな関西の実現に向け、ニーズに的確に対応した利便性に優れた高度な無線通信システムを促進するとともに、快適で安心・安全な社会生活を支えるため、良好な電波利用環境の維持・整備に努める。
 ①電波の利用促進・支援【具体策】電波利用に関わるセミナーの開催、電子申請の利用推進
 ②安心・安全のための無線通信システムの普及促進【具体策】船舶の安全航行に関わる船舶共通通信システムの普及促進、携帯電話不感地域の解消の促進
 ③周波数再編の円滑な実施【具体策】700/900MHz帯の周波数再編、タクシー無線のデジタル化の推進
 ④重要無線通信妨害への迅速な対応・排除【具体策】重要無線通信妨害への迅速な対応、特別電波監視の実施
 ⑤不(違)法無線局への適切な対応【具体策】不法無線局の共同取締りの実施、不(違)法無線局対策の強化
 ⑥電子機器などからのノイズ対策等の実施【具体策】申告・相談への適切な対応及び原因の排除
 ⑦良好な電波利用環境の維持・整備に関する周知・啓発【具体策】「電波利用環境保護周知啓発強化期間」を中心とした周知・啓発の推進、「電波の安全性に関する説明会」の開催
 ●地上デジタル放送の受信環境整備
 ▽地上デジタル放送については、引き続き地上デジタル放送の受信環境の整備に努め、特に暫定的に衛星放送を利用する対策を実施した地域に対しては、早期の恒久的な対策に取り組む。
 ①地デジ受信環境の整備などの促進【具体策】暫定的難視対策事業による受信世帯の恒久対策の実施、新たな難視の解消、デジタル混信地区の解消
 ●地域経済の活性化と安心・安全なICT利活用環境整
 ▽ICTの利活用については、地域経済の活性化と生活の利便性の向上を図るとともに、誰もが安心・安全に利活用できる環境づくりを推進する。
 ①地域におけるICT利活用の推進【具体策】フューチャースクール推進事業の推進、ICTを活用した街づくり等の推進
 ②産学官連携によるICT研究開発の推進▽安心・安全なICT利活用の周知・啓発【具体策】「けいはんな情報通信オープンラボ」の利用促進、研究開発競争的資金(SCOPE)の活用
 ③安心・安全なICT利活用の周知・啓発【具体策】「e‐ネット安心講座」の拡充、「スマホ連絡会」の拡充
 ④電気通信サービスの消費者トラブル解決の支援【具体策】近畿電気通信消費者支援連絡会による情報共有の促進、地域の消費生活センターとの連携強化

 

 ABC―初の視聴率4冠達成! 2013.04.01

 
 朝日放送(ABC)は1日、2012年度(2010年4月2日~2013年3月31日)平均視聴率で、ABC開局以来初の年度4冠(全日・G・P・P2)を達成したと発表した。

 平均視聴率は、全日が8・1%(3年ぶり)、ゴールデンが12・8%(2年連続)、プライムが13・5%(6年連続)、プライム2が9・6%(11年連続)となった。
 同社の編成局テレビ編成部は、「全日、ゴールデン、プライムの3冠についても、年度では1981年度以来の獲得になる。2011年の年度視聴率でゴールデン、プライム、プライム2の3冠獲得以降、2012年については、年間と年度で全日トップを獲得することを目指してきた。看板番組の『おはよう朝日です』、『おはようコールABC』などの朝帯。『ナイトinナイト』、『探偵!ナイトスクープ』といった夜11時台のローカル番組などの好調と、2011年度に30年ぶりに首位となったゴールデンのネット番組の視聴率好調の継続により、全日視聴率で年間に続き、年度でも首位を達成することができた。今後とも家族みんなで楽しんでいただける魅力ある番組を発信し、視聴者から信頼され、また愛される局を目指したい」とコメントした。

 

 古野電気―新入社員33人を採用 2013.04.01

 
 古野電気は1日、兵庫県西宮市の本社で、2013年度の新入社員33人を対象にした入社式を行った。今年度は、大学院卒15人、大卒9人、高専卒1人、高卒8人を採用した。

 古野幸男社長は、「これからは、社員全員が将来の目指すべき方向性(ビジョン)を共有し、各人が当事者意識を持って、一致団結することが大切です。当社では昨年、フルノグループが2020年時点で実現したい姿を〝NAVI2020〟という形で明確にしました。このビジョンを踏まえて、新入社員の皆さんに是非実行していただきたい心構えが3点あります。先ず1つ目は、修・破・離の精神で仕事に取り組んでいただきたい。二つ目は、物事をグローバルな視野で捉えて、行動すること。三つ目は、チャレンジ・挑戦することの3点です。皆さんには無限の可能性があり、会社はその可能性を引き出す場を提供します。選ばれて入社した自信と誇りを胸に、フルノというビジネスの舞台で、思う存分活躍することを祈念します」とあいさつした。
 新入社員は式典終了後、最大約2ヵ月間の集合教育を受け、その後各部門に配属される。集合教育では、座学や現地研修などを実施。同社の原点である営業・サービス部門の現場業務を直接体験することで、顧客第一の意識づけを行う予定。

 

 新年度入社式―シャープ・富士通テン・読売テレビ放送 2013.04.01

 
 【シャープ】新入社員数=技術系70人、事務系21人

 ▽奥田隆司社長訓示=当社は再生と復活を果たすべく、過去の習慣にとらわれずに聖域なき構造改革に取組んでいる。台湾の鴻海精密工業との堺工場の共同運営をスタートしたほか、米国のクアルコムや韓国のサムスン電子との提携などを幅広く進めてきた。こうした取組みにより、業績は2012度上期を底にして、上昇に転じている。社員には従来の倍のスピードで仕事を進めるよう指示しており、新入社員の皆さんも同様の気持ちで取組んでもらいたい。今日から顧客重視型のビジネスグループ性を導入した。新体制のもと、新しい価値を生み出す取組みを強化する。我々とともに、シャープの再生と復活を果たしましょう。

 【富士通テン】新入社員数=27人

 ▽重松崇社長訓示=現在のこの転換期こそ非常に大きなビジネスチャンスになり得ると確信しています。当社の強みは、「利便」「安心・安全」「環境」の3つの事業を持っていることですが、これに富士通グループの保有する情報・通信技術をビジネス基盤として追加し、これまでにない新商品に挑戦しています。これを『Vehicle-ICT事業』と名づけ、新たなビジネスを世に問いたいと思っています。皆さんには、今日から始まる社会生活の中で、価値ある成果を出すための取組み姿勢を3点お話します。1つ目は、個人の夢や目標をしっかり持ち、自分らしさを発揮すること。2つ目は、取り巻く環境変化を自ら『キャッチ』し、自ら『考え』、迅速に『行動』すること。3つめは、グローバル人材としての能力を身につけることです。人ひとりが新しい時代に向けて、自ら定めた方向へ進化し、失敗を恐れず挑戦し、全社一丸となって目標にチャレンジし達成したいと思います。一緒に頑張りましょう。


 【読売テレビ放送】新入社員数=17人

 ▽望月規夫社長訓示=読売テレビは今年で開局55年を迎えます。開局当初を知る人は少なくなりましたが、先輩たちはゼロからスタートし、たゆまぬ努力によって、一つ一つ課題を克服し、信頼されるテレビ局を築きました。当たり前に育ったのではない、ぜひこのことを心に留めておいて下さい。現在は、「ソーシャル視聴」や「タイムシフト視聴」、「スマートテレビ」など、いろいろな新しい動きが押し寄せてきていますが、視聴されているコンテンツの多くは、変わらずテレビ番組です。私自身、テレビが他のメディアより、ずっと優れたコンテンツを作っていることを肌で感じていますし、若い人が育っていけば、今後も、コンテンツ・クリエイターとしてのテレビの地位は揺るがないと確信しています。新しいことに挑み、笑顔で元気よく仕事に励んで下さい。変動の時には、努力と挑戦がくっきりと結果になって表れます。若さが力を発揮できるチャンスもまた多いのです。皆さんの活躍を期待しています。

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