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関西発ニュース



 

 総通局―警察「公共ブロードバンド移動通信システム」無線局に免許 2013.03.29

 
 近畿総合通信局(野津正明局長)は3月29日、警察庁(近畿管区警察局)から申請のあった「公共ブロードバンド移動通信システム」の無線局について、同日付で免許を付与したと発表した。同無線局は、地上テレビジョン放送のデジタル化に伴う空き周波数(VHF=200MHz帯)を利用するもので、近畿管内では初めての導入となる。
 「公共ブロードバンド移動通信システム」は、従前の無線システム(マイクロ波帯)よりも低い周波数帯を使用するため、電波の廻り込みに優れており、災害時などの正確な情報共有のため機動的かつ確実に映像伝送が可能となるものと期待されている。
 

 デジタルタクシー無線特集―富士通テン 2013.03.29

 
 富士通テン(兵庫県神戸市、重松崇社長)が開発したローコストでデジタル化を実現する4値FSK方式のタクシー向けデジタル無線機「FTM40-560AD」と基地局無線機は、基地局無線機に高精度な水晶発振器OCXOを搭載しているため、周波数のズレが生じにくく、長期間安定した周波数で運用することができる。1波単信方式で移動局間通話ができる音声通話専用モデルから、車両の位置や動態把握が可能なシステム対応モデルまでを取り揃えてあり、多様なタクシー事業者のニーズに応えることができる。
 同製品の主な特長は、安定した周波数確保が可能で、調整の手間が削減できるほか、配車システムへの拡張が容易なこと。音声通話のみの使用から、配車システムとして使用する際にも、操作器やGPSアンテナなどを追加(いずれもオプション)するだけで、簡単・手軽にシステムの拡張ができる。

 また、本体サイズは、コンパクト設計(W150×H25×D150㍉)を採用。移動局(タクシー)間で通話ができるため、乗務員同士の確認がスムーズにできるほか、高音質で秘話性の高い通信が実現する。
 同社では、同モデルに加えて、インターネットやスマートフォンからの受付に対応し、効率的な受付・配車業務をサポートする最上位モデル『Type‐A』とミドルモデル『Type‐S』も含め、大~小規模までのあらゆるタクシー事業者のニーズに、充実したラインナップで応えることができる。
 国内のタクシー無線は、2016年にデジタル無線に完全移行される予定で、デジタル化によりデータ伝送が高速化し、従来のアナログ方式と比較してスピーディーな配車が可能になる。これまで中~大規模事業者を中心に導入が進んでおり、現在無線機搭載車両約21万台のうち、40%を超える約9万台のデジタル化が完了した。
 同社では今後、車両台数が少なく、特に音声通話を主体とした事業者の切り替えが進むと予想しており、これまで培ってきたノウハウを投入し、ローコストながら安定した周波数を確保する4値FSK方式の無線機を市場投入した。
 

 デジタルタクシー無線特集―アイコム 2013.03.29

 
 無線機器大手のアイコムが開発したデジタルタクシー無線機「D‐TAXI5」は、4値FSK方式を採用した小型・軽量・リーズナブルが特徴で、音声通話を主体とする事業者のニーズに応えた製品だ。

 同製品は、広範囲での運用が可能で、極めてクリアな音質が実現する。また4値FSK変調方式を採用しているため、他方式のものに比べて格段の低価格が実現した。GPSデータを活用した位置情報などを送信する簡易AVMにもオプションで対応しており、必要十分な拡張性も備えている。出力は5Wで、重さ約590㌘(本体のみ)、サイズは125(W)×25(H)×166(D)㍉。

 主な特長は次のとおり。
①録音・再生機能を標準装している。付備付属スピーカーマイクのボタン操作で、無線機の受信音を最大3件、合計5分間録音できる。再生もマイクのボタン操作で可能
②本体に装備した2桁の7セグLEDで、音量やチャンネル、個別番号を数値で確認できる
③緊急スイッチやタクシーメーター(OPC‐2201を使用)、簡易AVN(OPC‐2200を使用)などの各種アクセサリに接続できる端子(オプション)をラインナップしているため、5つのステータス情報と1つのシリアルポートを扱うことができる
④GPSによる測位を可能にするGPSユニット(オプション)を用意。 GPSユニットは、UX‐230を接続することで、GPS情報を送信することができる
⑤一波単信方式にも対応している
⑥効率的な呼び出しが可能な個別呼び出し機能を搭載している
⑦効率的な呼び出しが可能な個別呼出機能を搭載。全体呼び出しに加え、100台まで設定可能な個別呼び出しに対応している
⑧Pベル機能=個別/全体呼び出し着信時に、応答するまで音声の出力をミュートする機能を搭載している
⑨ポケットビープ機能=着信をビープ音で知らせる
⑩秘話機能=3万2767通りの秘話鍵により、秘匿性の高い通話が可能
⑪音声ミュート機能=実車中などに音声をミュートする機能を搭載。動作時のミュート量はソフトにより設定が可能
⑫12V系・24V系に対応=DC-DCコンバーターを内蔵しているため、12V系・24V系のどちらの自動車にも設置できる
 

 総通局―ジャパン・モバイルキャスティングに予備免許 2013.03.28

 
 総務省近畿総合通信局(野津正明局長)は3月28日、ジャパン・モバイルキャスティングに対し、携帯端末向けのV‐Highマルチメディア放送を行う移動受信用地上基幹放送局(北淡垂水局)に予備免許を付与した。明石市、加古川市、神戸市西部の受信環境を改善するための中継局で、主な放送エリアは兵庫県明石市、高砂市、加古郡稲美町および播磨町の全域、神戸市兵庫区、長田区、須磨区、垂水区、北区、中央区、西区、姫路市、加古川市、三木市および淡路市の各一部ほか。試験放送は4月中旬から、放送開始は6月初旬を予定している。
 

 総通局―近畿のブロードバンド状況100%を超す 2013.03.28

 
 総務省近畿総合通信局は3月28日、平成24年12月末における近畿管内ブロードバンドの普及状況を取りまとめて発表した。
 それによると、管内ブロードバンドサービスの世帯普及率は今回はじめて100%を超えた。全体の契約数は、938万9595件となり、前四半期からは114万6125件増加した。

 各サービスの内訳は、FTTHの契約数が438万7503件となり、前四半期からは4万5549件増加。世帯普及率は48・7%となり、全国平均(43・5%)を5・2ポイント上回った。
 ブロック別の普及率では、近畿が前四半期に続き全国1位。都道府県別では滋賀県と京都府がそれぞれ59・0%と54・7%で、前四半期に続き1位・2位という結果になった。
 また、その他のアクセスサービスでは、CATVの契約数は前四半期から0・5%(5908件)増加し、126万3089件。BWAは同16・1%(9万8605件)増加し、71万2793件。3・9世代携帯電話パケット通信は同84・5%(103万3495件)増加し、225万6914件と急速に普及した。
 

 NHK大阪放送局―『あほやねん!すきやねん!』リニューアル! 2013.03.28

 
 大阪の平日夕方を賑わせてきた『あほやねん!すきやねん!』がこの春からリニューアルする―。新番組は、『週末応援ナビ☆あほやねん!すきやねん!』(毎週土曜日の午前10・05~正午)で、これまでの若者向け番組から、その親世代の人たちも一緒に楽しめるような青春情報バラエティを目指す。

 NHK大阪放送局は3月28日、大阪市中央区のNHK大阪放送会館で、新番組『週末応援ナビ☆あほやねん!すきやねん!』の出演者会見を開催。歌手の川中美幸、俳優の鎌苅健太、漫才師の銀シャリらレギュラー陣が出席し、番組への意気込みなどを語った。
 会見の冒頭、NHKの中根健チーフ・プロデューサーは、「『あほやねん!すきやねん!』は2008年に始まり、5年間平日の夕方に放送してきました。この春から更にパワーアップして、これまで52分の放送時間だったものを約2時間の公開生放送というかたちで土曜日の午前に打ってでます。基本的に10代、20代の若者を応援する番組ですが、見てもらった方が笑って、知って、時々涙するというのを番組コンセプトにしています。楽しく、そして感動できる番組をめざします」とあいさつした。
 また、新レギュラーとなる川中は、「ラジオは長くレギュラーを持っていたんですが、テレビは初めてです。今回、レギュラーのお話をいただき、私でお役に立つんでしょうか?と確認しましたら、番組のおかん的な役でお願いしたいと言われました。デビューして37年目に入りますが、いろんな社会を新たに勉強させていただけるいい機会だと思っています」と語った。
 銀シャリは、「レギュラーが決まったということを聞いて、すごくうれしく思っています。こらからは土曜日の昼前は『あほやねん!すきやねん!』と言ってもらえるように頑張っていきたいと思います」とあいさつした。
 一方、『あほやねん!すきやねん!』で3年間火曜日を担当していた鎌苅は、「前の『あほすき』からの魂を持って、今年度も頑張ってさらにいろいろな人に見てもらえるような、素敵なNHKの〝攻め〟の番組、でも温かい、すごく笑顔になれる番組を目指していきたいので、ぜひ皆さんも応援してください」と話していた。
 

 古野電気―国内初の車載対応マルチGNSS受信LSIチップを開発! 2013.03.28

 
 古野電気は3月28日、日本や米国、また欧州やロシアの全地球航法衛星システムを同時受信できる車載対応のマルチGNSS(Global Navigation Satellite System)受信LSIチップを、国内で初めて開発したと発表した。同社は、測位精度や航跡性能で業界最高クラスのGNSSチップ2機種とモジュール4機種の量産を、今年8月には開始する予定。

 新開発したGNSS受信LSIチップ『eRideOPUS 6』(イーライドオーパス 6)と『eRideOPUS 7』(イーライドオーパス 7)は、国内初の車載用1チップLSIで、米国のGPS測位衛星はもとより、日本の準天頂衛星システムや静止衛星による位置補正システム『SBAS』(エスバス)、また欧州連合(EU)が構築中の『Galileo』(ガリレオ)やロシアの『GLONASS』(グロナス)の衛星電波を同時に受信する。*(イーライドオーパス 6はグロナス非対応)
 国内では、GPSと準天頂衛星「みちびき」を受信することで測位率が改善できるほか、GPS衛星(運用31機)とグロナス衛星(同24機)を同時受信する世界一の捕捉衛星数を実現するため、従来の高い測位成功率を維持したままで、特に都市部での位置精度が向上する。
 同チップは、アンチ・ジャミング機能(妨害波対策)や耐マルチパス機能(反射波対策)を搭載し、ノイズ除去性能を強化した。従来機種『eRideOPUS 5』の高速測位性能(ホットスタート1秒以下、アシストGPS対応、セルフ・エフェメリス機能、高レート測位)に加えて、車載アプリケーションに要求されるデッドレコニング(自律航法)機能として、「ジャイロ+車速パルス」、「ジャイロ+加速度センサ」、CAN(四輪車輪速データ)にも対応し、トンネルなど電波が届かない場所でも高精度の測位が実現する。
 同社では、5月中旬からサンプル出荷を開始し、8月以降にカーナビゲーションシステムやeCallシステムをはじめとする国内外の車載アプリケーション向けに、このLSIチップ2機種に加えて、チップを搭載した小型GNSS受信モジュール『GN‐86F/87F』(86=イーライドオーパス 6搭載バージョン、87=イーライドオーパス 7搭載バージョン)と自律航法GNSS受信モジュール『GV-86/87』の量産を開始する予定だ。
 

 読売テレビ放送4月編成―原点に立ち返った番組制作を目指す 2013.03.22

 
 読売テレビ放送は3月22日、大阪市中央区の本社で、2013年4月期の番組方針を発表した。同社は今年、開局55周年を迎える。視聴率の〝三冠奪取″のため、原点に立ち返った良質で魅力的な番組制作を目指し、またテレビメディアの社会的使命を見つめ直すことで、視聴者に〝テレビの魅力″を強くアピールする。この4月改編では、全日が8・6%、ゴールデンが13・7%、プライムが16・7%の小幅な改編内容となった。

 《土・日フロー改善》
 ●土曜18時からの『名探偵コナン』の前に、『宇宙兄弟』(17時30分~)枠を移動し、1時間のアニメゾーンを復活させる。
 ●日曜朝の長寿番組『遠くへ行きたい』は30分繰り上げて7時からスタートし、後に続く『シューイチ』は30分拡大して7時30分からのスタートとなる。

《GP帯強化》
 ●月曜19時は、『赤丸!スクープ甲子園』を編成。MCは田村淳、ベッキー、上重聡アナの新鮮トリオが担当する。学校を中心に、日常に埋もれた、あらゆるスクープ映像を調査員に扮したタレントたちがゲット。感動のドキュメンタリーから、思わず笑ってしまう変な習慣までを追いかける。
 ●金曜19時は、『笑神様(わらがみさま)は突然に』を編成、MCは内村光良が務める。仲の良い芸能人数組のプライベートにカメラが密着し、笑いの神様が降りてきた瞬間をピックアップ。面白くないところは全カット!とにかく笑いの瞬間だけを連発で見せる全く新しいロケバラエティ。
 ●火曜22時は、過去GP帯の特番で実績のある『幸せ!ボンビーガール』が満を持して登場する。MCは山口達也。「お金が無くても幸せに暮らそう!!」をテーマに、「楽しく、明るく、温かく」主人公を描くバラエティー。
 ●水曜ドラマは、『雲の階段』(22時~、主演・長谷川博己)。『失楽園』、『愛の流刑地』などで知られる巨匠・渡辺淳一氏の原作をもとに、医療現場の最前線を舞台に、一人の無資格医と彼を骨の髄まで愛し抜く二人の女が辿る運命の変遷を描いたラブサスペンス。
 ●土曜ドラマは、『35歳の高校生』(21時~、主演・米倉良子)を編成。主人公は全日制高校に通う35歳の女子高校生。素性は不明。朝は高級外車で通学し、休み時間は喫煙所、自分へのご褒美はビールなど。17歳の同級生たちの倍の人生を過ごしている彼女が、道標を失った高校生たちの「今」を内側から斬る、爽快なドラマ。

 《ドラマ枠拡大と深夜ゾーン》
 木曜ドラマ(23時58~)は、40分枠から55分枠に拡大し、内容の充実を図る。テーマもミステリーからあらゆる分野に拡げ、パワーアップする。また4月期の作品は、佐藤隆太演じる『でたらめヒーロー』。尺金とりに追われるダメ男が、ひょんなことから10分間だけ、超人的な能力を発揮できるようになり、次第に人間的にも成長していく物語。
 このほか、開局55周年関連では、世界の怪魚釣りに挑んだ『アースフィッシュ!』や世界の逸品を探す『ワールド輸入バラエティー 黒船SHOW』、3夜連続報道番組『あのときの鼓動』、3夜連続ドラマ『泣いたらアカンで通天閣』などを編成した。4月以降も、佐藤浩市、向井理が主演を務める2時間社会派サスペンスドラマなど、様々な記念番組の制作を行っている。
 

 朝日放送4月編成―ローカルベルト番組を強化 2013.03.18

 
 朝日放送は18日、大阪市福島区の本社屋で、2013年春の改編説明会を開催した。
 同社では、2012年度年間平均視聴率が4冠(全日帯、ゴールデン帯、プライム帯、プライム2帯)を望める見通しとなり、4月改編では4冠のキープとネット番組の強化・安定をテーマに、ローカルベルト番組の強化を図る。またネット番組は、プライム帯の『みんなの家庭の医学』と『ビフォーアフター』を強化・安定させ、金曜21時は改編。課題の週末についても、日曜午前のネット枠を改善することで、視聴率アップを目指す。改編率は全日帯が5・7%、GH帯が17・8%、プライム帯が13・3%と小幅の改編となった。

《ネット番組》
 ●『世界の村で発見!こんなところに日本人』(金曜、午後9・00~)が4月5日(特番、午後7・00~)からスタートする。MCは千原ジュニア、旅人は千原せいじ。番組は、世界の辺境の地で想像を絶する生活を送っているたった一人の日本人を訪ね、素朴な疑問をぶつけるロマンあふれる企画。
 ●『砂羽と可奈子があの街の美味しいギャップ大発見!だけど食堂』(日曜、午前9・30~)が4月7日からスタート。出演は鈴木砂羽と柳原加奈子。出掛けてみたくなるギャップ満載の食バラエティー番組。 <
 《ローカル番組》
 ●『知ってるor 知ったか?クイズ!バレベルの塔』(日曜、午後11・15~)4月7日からスタート。出演は田村淳(ロンドンブーツ1号2号)。番組は、芸能人の賢者を招き、その真偽を確かめる。新しいクイズエンターテイメント番組。

 【ABCラジオ】
 一方、ABCラジオの改編率は25・09%となった。今年も虎バン主義で、火曜から金曜の夜、土日に『ABCフレッシュアップベースボール』を新編成し、豪華解説陣(敬称略=吉田義男、福本豊、有田修三、真弓明信、矢野燿大、中田良弘、赤星憲広、濱中治)と定評ある実況アナウンサーが中継を盛り上げる。4月2日からスタートし、ナイターは午後5時55分から、デーゲーム(阪神戦のみ)は午後1時55分からを予定。阪神戦は試合終了まで放送を予定している。

《強化番組》
 ●『武田和歌子の野球にぴたっと。』(火曜~金曜、午後5時25分~)武田和歌子アナウンサーと井之上チャルの名コンビが担当する。
 ●『おはようパーソナリティ道上洋三です』(月~金、午前6・30~)その時に一番旬なモノを世界中から、そして関西のあちこちから情報を集めて放送する。
 ●『ドッキリ!ハッキリ!!三代澤康司です』(月~金、午前9・00~)
 水曜日に新しい男性パートナーが誕生する。昨年こごろうから南天を襲名した桂南天が番組に新たな風を吹き込む。
 《新番組》
 ●『Monday!SPORTS‐JAM』(月曜、午後7・30~)出演は前川美奈と福原歩ほか。幅広いスポーツ情報がぎゅっと詰まった、様々なスポーツファンが楽しめるプログラムがスタートする。
 

 総通局―奈良テレビ放送の地デジ中継局に予備免許 2013.03.14

 
 近畿総合通信局(野津正明局長)は14日、奈良テレビ放送が開設する地上デジタルテレビ放送中継局(高取中継局および朝倉台中継局)に対し、同日付で予備免許を付与したと発表した。

 今回の予備免許により、高取局エリア内(橿原市、御所市、高取町)の約6万4400世帯と、朝倉台局エリア内(桜井市)の約2200世帯で地上デジタルテレビ放送の受信が可能となる。試験放送は3月21日からで、開局は3月27日を予定している。
 

 インターナショナルボートショー特集―古野電気 2013.03.08

 
 古野電気では、メインステージと展示ブース(パシフィコ横浜B‐19)において、待望のプレジャーボート向け自動操舵システム(オートパイロット)『NAVpilot-700』シリーズのプレゼンテーションを実施する。
 メイン展示するオートパイロット(自動操舵装置)は、操舵システムと方位センサー(ジャイロコンパス)との連動により、自動操船を実現するもので、指定された方位への走行を維持し、目的地までの航法操舵を可能にする。
 ロングクルージングはもちろんのこと、小型ボートでのフィッシングでも有効活用が期待できる。特に一人や少人数でのボートフィッシングには、操船から安全確認、さらにはフィッシングまでの役割すべてを果たすことから、非常に有効な機器といえる。

 主な特長は次のとおり。
 ▽中・大型艇はもちろん、小型ボート、セールヨットへの装備が可能
 ▽海況の変化を判断し、さらに艇の特性を加味することで、最適な舵制御を実現する独自のセルフラーニング(自己学習)機能を搭載
 ▽アウトボード(船外機付艇)へ簡単インストール。フルノ ファンタムフィードバック
 ▽2つのナビゲーションモード〝エコノミー〟と〝高精度〟
 ▽コースずれ精度は0・01nm以下▽指定針路を維持するオートモードから、要求針路コースを維持するアドバンスドオートモード、ウィンドモードなどの充実モード搭載
 ▽ワンタッチモードで、フレキシブルなステアリング操作やコースコントロール
 ▽目的地への5種類のアプローチ法が選べるフィッシュハンター機能▽初期設定はシンプル操作
 ▽VOLVO IPSに対応(オプション)など。

 この他、『探見丸SYSTEM』(シマノと共同開発した遊漁船向け魚群探知システム)や2周波カラー液晶GPS魚群探知機「GP-1670F/GP-1870F」、2周波カラー液晶魚群探知機「FCV-627/FCV-587」など、プレジャーボート向け各種最新機器も併せて紹介する。
 また、ブースでは元広報担当部長で、現在もプレジャーボート関連雑誌などで舶用電子機器に関する記事を執筆している須磨はじめ(岡本ッ幸雄)さんの新刊本「魚探とソナーと GPSとレーダーと舶用電子機器の極意 蔵出しぎっしり104講座」(限定50部)を先行販売も予定している。
 

 FM802春の番組改編―木矢道雄社長が語る 2013.03.06

 
 FM802は3月6日、大阪市北区の本社で、2013年度の春の番組改編を発表した。同社は昨年4月1日から、民放ラジオとしては初めて1社で2波(FM802とFMCOCOLO)を運用している。会見には木矢道雄社長ら役員が同席し、改編の狙いなどについて語った。

 木矢社長は冒頭、「昨年は準備期間の都合などもあり、FMCOCOLOは従来の編成を踏襲し、FM802も大幅な改編はしなかった。今年は2年目を迎え、大幅な改編となっている」と述べたあと、「今回の改編のポイントは、FM802がメイン番組で若手DJを登用し若返りを図った。またFMCOCOLOは、FM802で実績のあるメインDJを起用した。今後2波が連携し相乗効果を発揮することで、ブランド力やリスナーの拡大を図るのが狙いである。FM802はコアターゲットを従来の16‐34歳にこだわり、FMCOCOLOは40‐59歳に焦点をあて、アクティブな大人のためのミュージックステーションとして再スタートしたい」と話した。
 さらに、今回の改編に合わせた取り組みとして、「FMCOCOLOの編成を担当していたメディアワークスは、編成事業を802本体に移行し、アートビジネス(ギブミーアート)や新規ビジネスに特化する。現在スタジオは本社に4つあり、梅田の丸ビル地下のタワーレコードにサテライトスタジオを設けている。4月からは新たに〝うめきた〟のグランフォート大阪・パナソニックエリアにオープンスタジオを設け、さらに飛躍する年にしたい」と語った。

 2013年のFM802・4月改編は、16‐34歳のメインターゲットを明確にした編成となり、改編率は33・3%となった。またFMCOCOLOは、『Whole Earth Station』(本格的な大人のミュージックステーション)のコンセプトのもと、52・7%の大幅な改編となっている。
 

 シャープ―サムスン電子と資本・業務提携! 2013.03.06

 
 シャープは6日、サムスン電子との資本・業務提携を発表した。シャープは28日までに第三者割当増資(1株290円)を実施し、サムスン電子の日本法人が約104億円で引き受ける。これにより、サムスンは株式の約3%を握る第5位の大株主となる見通し。シャープは業績悪化で自己資本が低下しており、増資による財務基盤の立て直しを急ぐ方針。

 同社は今回の提携で、サムスンに対し、4月以降に薄型テレビ用の大型液晶パネルやスマートフォン(多機能携帯電話)などモバイル機器向け中小型パネルの供給を拡大する方針で、高画質・省電力のIGZO(イグゾー)液晶も提供する予定。 現在、主力の亀山工場(三重県亀山市)の稼働率が低迷しており、パネルの供給先を確保することで、液晶事業の収益の安定化を図るのが狙い。同社は、調達資金を主に液晶パネルの高精細化技術の開発に充て、モバイル機器向けパネル設備などにも投資する。ただ、サムスンへの技術供与は行わない方針だ。
 

 総通局‐奈良県高取町のNHK地デジ中継局に予備免許 2013.03.04

 
 近畿総合通信局(野津正明局長)は4日、日本放送協会(NHK)が開設する奈良県高取町の地上デジタルテレビ放送中継局(高取中継局=NHK総合)に対し、同日付で予備免許を付与したと発表した。主な放送エリアは高取町と橿原市の約5000世帯で、受信環境改善を図るために置局する。試験放送は3月11日から、開局は3月29日を予定している。
 

 総通局‐和歌山県の『FMはしもと』に予備免許付与 2013.02.26

 
 近畿総合通信局(野津正明局長)は2月26日、和歌山県橋本市の『FMはしもと』(向井景子社長)から免許申請のあったコミュニティ放送局に対し、同日付けで予備免許を付与したと発表した。

 同放送局は、4月1日から放送を開始する予定で、周波数は81・6MHz。放送区域内世帯数は、橋本市が2万2352世帯(世帯カバー率は95・2%)、九度山町が992世帯(同57・0%)、かつらぎ町が4173世帯(同64・6%)、紀の川市が148世帯(同0・6%)、五条市が38世帯(同0・3%)となる。
 現在、近畿管内のコミュニティ放送局は、大阪府に9局、兵庫県に11局、京都府に6局、滋賀県に3局、奈良県に2局、和歌山県に4局が開設しており、商業や行政、防災などの地域に密着した情報を提供している。送信出力は最大20W以下の小規模なFM放送局で、地域振興や公共福祉に寄与することを目的に平成4年1月に制度化された。

 

 NHK大阪放送局「純と愛祭り」‐3月8日から10日間開催! 2013.02.25

 
 NHK大阪放送局は3月8日(金)~同17日(日)までの10日間、「純と愛祭り」と銘打ち、大阪市中央区の大阪放送局アトリウム・プラザスタジオで、連続テレビ小説『純と愛』のスタジオセットなどを公開する。

 セット公開では、撮影に使用したセットの一部を公開するほか、ドラマに登場した〝おじい〟の「サザンアイランドホテル」や「オオサキプラザホテル」のフロント、これから登場する〝純の魔法の国〟となるホテルの玄関・テラスなど、大掛かりなセットを展示する。
 また、関連イベントとして、4月から地上波(総合)で放送予定の大阪局制作ドラマ『猿飛三世』に関連したマグネット手裏剣投げ(16・17の2日間)と衣装・小道具展示も実施する。
 さらに、同局が展開する〝子どもを守れキャンペーン〟の一環として、「イチおしキッズ☆フォト」写真展を開催するほか、会期中の土・日曜日には、プラザスタジオで手作りワークショップなども開催する予定だ。

 

 NHK大阪放送局―朝ドラ『純と愛』クランクアップ! 2013.02.22

 
 NHK朝の連続テレビ小説『純と愛』が2月22日、大阪放送局のスタジオで最終回を撮り終えて、クランクアップした。昨年5月22日に大阪ロケでクランクインしてから約9か月間を経て、撮影はこの日無事終了を迎えた。収録後のモニターチェックが終わり、スタッフの「オールアップ」の掛け声のあと、くす玉が割れて紙吹雪が舞い、その場にいた夏菜や風間はもちろん、スタッフまでが感動して涙した。

 会見の冒頭、NHKの山本敏彦チーフ・プロジューサーは、「皆さんのたくさんの愛を頂き、今日を迎えることができました」と述べたあと、夏菜に対しは、「ヒロインに選ばれたとき、非常にびっくりしたという表情が印象的でした。ヒロインの純は、明るい性格で現場を盛り上げてくれましたが、その影でどれだけ苦労したかをここにいるスタッフ皆んなが知っています。これからもこの経験を糧として、さらに羽ばたいて頂きたいと思います」とねぎらった。
 また風間に対しては、「ドラマがスタートし、次第に大きな流れを作ってくれました。名優としての彼には、これからの日本のドラマ界を引っ張っていく俳優さんになって頂きたい」と評価し、感謝した。
 さらに脚本家の遊川氏に対しては、「この素敵な脚本をありがとうございました」と述べたあと、「今までにない朝ドラを作りたいという気持ちでお会いしました。ドラマは非常にインパクトが強かったのですが、日本のドラマ界にとっても未来に繋がるドラマになったと思います」と感謝した。

 このあと、主題歌を担当したHYから夏菜と風間に花束が贈呈された。
 夏菜は、「笑顔のある楽しい現場にするつもりでしたが、私自身が日々苦しく追い詰められる中で、逆にスタッフの皆さんに笑顔にしてもらいました。純でいられなくなるのが寂しくてしょうがない」と感極まって号泣した。
 風間は、「作品をめぐる賛否両論はありましたが、最後までやってこれたことを誇りに思います。忘れることのできない9カ月で、この経験はきっと将来に花を咲かせると思います。この作品を愛してくれたすべての人にお礼を言いたいです」と言葉を詰まらせた。

 『純と愛』は、放送終了まで残り1カ月余となった。物語はここから伝えたいメッセージを詰め込みながらクライマックスへと向かう。最終回は3月30日(土)。4月1日からは、天野アキが主演の岩手県北三陸と東京が舞台の『あまちゃん』が始まる。
 また放送終了後には、吉田羊が演じたホテルの鬼教官・桐野富士子にスポットを当てたスピンオフドラマ『富士子のかれいな一日(仮題)』を、4月20日午後8時~BSプレミアムで予定している。

 

 読売テレビ開局55周年ドラマ―『泣いたらアカンで通天閣』の収録開始! 2013.02.21

 
 読売テレビ開局55年記念3夜連続ドラマ『泣いたらアカンで通天閣』(関西ローカル)の主演を務める木南晴夏と鈴木亮平が2月21日、ロケ地となる浪速区恵美須の通天閣展望台で会見し、ドラマに賭ける意気込みなどを語った。

 同ドラマは、作家の坂井希久子さんの小説が原作。主題歌は元・大阪の阪急百貨店で販売員をしていた歌手ティーナ・カリーナの『あんた』を起用した。舞台は、大阪・通天閣から見下ろす新世界の下町商店街で、しっかり者の娘(木南)と人情にもろい父(大杉漣)の不器用でまっすぐな親子愛、そんな二人を取り巻くおせっかいな下町の人々の人情を描く。
 撮影は2月10日から開始しており、この日の午前中に隣接する天王寺動物園での収録を終えた木南は、「豊中市の出身なので、大阪をテーマにしたドラマの出演が決まり、光栄に思っています。撮影現場ではスタッフなど皆さんにあたたかくして頂き、とても楽しんで撮影にのぞんでいます」と笑顔でこたえた。
 鈴木は、「兵庫県西宮市の出身で、関西での撮影はリラックスできます。知っている所も多いので、感情が入りやすい」と話したあと、収録初日に木南とのベッドシーンがあったことを明かし、「表情とか、こんなかわいいんだって感じて、ドキドキしました」と照れながら話していた。
 ドラマは、父親役の大杉と怒鳴り合う場面や、後に夫となる鈴木との切なくてちょっぴり笑える場面などが大きな見どころとなる。放送は、3月25・26・27日(月・火・水)の深夜0・28分~を予定。同作は3月23日から開催する第5回沖縄国際映画祭にも出品を予定している。

 

 総務省―「Wi‐Fi」の実証実験でスムーズな接続を確認! 2013.02.21

 
 総務省は2月21日、京都市内の京都大学構内で、公衆無線LAN「Wi‐Fi(ワイファイ)」でインターネットに接続する時間を大幅に短縮する新規格の実証実験を実施した。
 現在普及しているスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末でネット接続をする場合、従来方式はパスワードの確認や通信の確立など5段階の手続きが必要で、約3秒を要する。手続き中に接続エリアから出てしまうケースや、駅などの多数の人が移動する場所などでは接続できないケースが多く、ユーザからは利便性が求められていた。
 新方式では、この手続きを一括処理するため、接続までの時間が300分の1に短縮され、歩きながらでもスムーズに無線LANが利用できる。
 さらに、手続きにかかる情報のやり取りも簡略化できるため、ネットワークへの負担も少なく、より多くの利用者が無線LANに接続できるなどの利点がある。
 実証実験は、無線LANの高速認証技術の標準化を推進する団体「Wi‐FILS(ワイフィルズ)推進協議会」と連携して実施。検証では、新規格に対応した接続ポイントとタブレット端末100台を利用し、複数の接続ポイントを移動しながらでもスムーズな接続ができることを確認した。

 同方式は、端末同士が通信する際の手順やルールにあたるプロトコルを改善したもので、同技術では日本が中核技術を保有している。今後、総務省と同推進協議会は連携し、無線LAN技術の国際標準化を行っているIEEEへ提案する予定で、実用化されれば電子看板(デジタルサイネージ)や次世代送電網(スマートグリッド)など、幅広い分野での応用が期待できる。

 

 総通局‐移動体通信の普及状況を公表 2013.02.21

 
 近畿総合通信局(野津正明局長)は21日、平成24年12月末での近畿管内における移動体通信(携帯電話とPHS)の普及状況を取りまとめて公表した。

 それによると、携帯電話とPHSの合計契約数は2188万6194件となり、前四半期からは16万2258件増加。伸び率は0・7%(全国は1・2%)となった。
 種類別では、携帯電話が2114万4359件、前四半期からは14万1312件増加。伸び率は0・7%(同1・1%)。一方のPHSは74万1835件、前四半期からは2万946件増加。伸び率は2・9%(同2・7%)となった。
現在、携帯電話の世代交代の状況は、第3世代は前四半期からの伸び率がマイナス4・5%となっている一方、3・9世代のLTE方式は伸び率が84・5%で225万件を超える契約数となり、人口普及率がはじめて1割を超えるなど、一段と世代交代が進んでいる。

 

 NHK大阪放送局―朝ドラ『ごちそうさん』の主な出演者8人を発表 2013.02.18

 
 NHK大阪放送局は18日、大阪市中央区の大阪放送会館で、今秋9月30日から放送予定の後期連続テレビ小説『ごちそうさん』(総合・午前8・00~ほか)の主な出演者8人を発表した。昨年末に発表したヒロイン・卯野め衣子役の杏に続き、今回はめ衣子の両親と祖母、夫となる相手役と大阪に住むその家族らのキャストが決まった。
 ヒロイン・め衣子の相手役となる西門悠太郎役には、モデル出身で俳優歴約1年の東出昌大が抜擢された。身長189センチで、同じくモデル出身で身長174センチの杏と、長身のカップルが誕生する。
 またヒロインの父・卯野大五役を原田泰造が、母・イク役を財前直美が演じる。祖母のトラ役には吉行和子、弟の照生役には井之脇海。このほか大阪に住む悠太郎の父役は近藤正臣、母役は宮崎美子、長姉役はキムラ緑子、妹役は高畑充希、大阪に住むめ衣子の幼なじみ役には和田正人がそれぞれ決まった。
 舞台は大正モダン華やかなりし頃。食いしん坊の東京娘が、偏屈な大阪男に恋をし、〝食い倒れの街〟大阪に嫁ぐことになる。激動の大正・昭和を生きてたくましい大阪の母となり、夫への愛を貫き通す半生をダイナミックに描く。脚本は、ドラマ「JIN‐仁‐」を手がけた森下佳子さんが担当する。

 会見の冒頭、NHKの岡本幸江チーフ・プロデューサーは、「今回のヒロイン・め衣子は、彼女を育んだ東京の家族と、これから飛び込む大阪の家族、この二つの大きな家族に包まれて成長していく物語です。生活や家風の違いなど、それぞれの生き方をする中で、個性的で経験豊かなキャスト陣が決まりました」とあいさつした。
 ヒロインを演じる杏は、「すごく大変な現場で、ハードな撮影の日々が続くって聞いていますが、こんな素敵な方々に囲まれていたら、あっと言う間に楽しく過ごせてしまうのではないかなと、楽しみにしております」と話した。
 また東出は、「最初、お話をいただいたときは驚きしかなかったです。人間としても役者としても成長していきたい。真摯に仕事に向き合うため、4月から大阪に住み、5月からは関西弁の勉強をします」と決意を語った。

クランクインは平成25年5月からを予定。放送は同年9月30日(月)から翌3月29日(土)までを予定している。

 

 NHK大阪放送局―ドラマ『ただいま母さん』の取材会を開催! 2013.02.14

 
 NHK大阪放送局は14日、大阪市中央区の大阪放送会館で、ドラマ『ただいま母さん』の完成試写会と取材会を開催した。試写後の会見には、女優の南果歩が出席し抱負などを語った。
 同ドラマは、NHKドラマの将来を担う若手脚本家を育てるプロジェクトの最優秀脚本をドラマ化したもので、劇団MCRの劇作家・櫻井智也氏の作品。南と甲本が演じる息子を亡くした夫婦のもとに、ユウイチと名乗る謎の青年(永山)が現れ、さらに妻の兄・源一郎(草刈)も加わって、事態は混迷を極める。
〝大切な人〟をなくしたヒトの心の再生を描いたヒューマンドラマで、物語はマンションの一室で繰り広げられる。

 会見の冒頭、同席したNHKの櫻井制作統括は、「現代を舞台にドラマをつくるのは、難しい時代にきていることは常に感じています。今の時代にどんなドラマを届ければいいのかと思った時に、この作品とご縁があり、櫻井さんの脚本に出会いました。ドラマには、まだまだやり方があるぞ!いろいろな入口から人間を描いていくことがまだまだできるぞ!と、勇気をいただきました。いろんな力を頂いた作品で、この素敵な4人のコラボと、みごとに演じきっていただいた出演者4人に感謝しています」とあいさつした。
主役を演じた南は、「私はゲラの段階で本を読ませていただいて、すごく衝撃を受けました。出来上がりを見せていただいたのですが、大きな中心の部分には悲しい出来事があります。それでも人は何か小さな幸せを見つけながら生きていく、身近な人と心を通わせながら、すれ違いながらも日々を積み重ねていくという、なんとも後味のいい深い作品だなと感じました」と作品を高く評価した。
また、脚本家の櫻井氏は、「はじめてドラマの本を書きましたが、あまりドラマだからとか、はじめてだからとか、テレビだからとかいうことを意識しないで好きなことをやってくれと言われました。僕が少しよそいきなことを書いたりすると、逆にもっと好きなことをやってくれと言われ、赤が入るという(ダメが入るという)ような、打ち合わせを経ての台本つくりでした。そういう環境で逆にやらしてもらえることがあまりないのかなと思っていたので、すごく楽しかったです」と話していた。
 放送は2月24日。BSプレミアムで、午後10・00からを予定している。

 

 KANHAM 2013―7月13・14日開催! 2013.02.13

 
 関西アマチュア無線フェスティバルが7月13(土・10時~17時)と14(日・10時~16時)の2日間、大阪府池田市の池田市民文化会館と隣接する豊島野公園で開催する。「KANHAM 2013」は、今年で第18回目の開催。実行委員会では今年も楽しい催事などを予定しており、昨年同様の約7000人の来場者を見込んでいる。
 実行委員会は、今年に入り1月27日に第1回会合を開催し、テーマなどを決定した。今年のテーマは、「元祖!!コミュニケーション アマチュア無線」で、サブタイトルに「ひろがる つながる 友達の輪」を据えて、さまざまな展示や催事、講演などを企画している。
 また、昨年は中止したKANHAMコンテストを、今年は復活開催する予定(6月9日を予定)。
 イベントなどの詳細は、決まったものから順次、KANHAMホームページ上などで案内する予定で、ユニークで楽しいイベントが飛び出す関西アマチュア無線フェスティバルに、今年も大いに期待しよう。

【決定事項】
▽3・4臨時国家試験を昨年同様の内容で開催
▽JARLそこまで言って委員会を開催
▽瓶太の落語を開催
▽自作名人激集合を開催
▽メインイベントは、今年話題の彗星などのテーマから天文台の講師を招き開催
▽KANHAM記念局 8J3A(固定局) 8J3XVIII(移動局)→予定
▽その他イベント内容は基本的に昨年と同様を予定している。

 

 アマチュア無線の展望特集―アイコム製品の紹介 2013.02.13

 
 アイコムでは、初級者から上級者までが楽しめる『D‐STAR』対応の豊富な製品群をラインアップしているが、今特集では昨年末に発売した車載型のマルチバンドトランシーバー「IC‐7100」(希望小売価格16万5900円)と、ハンディ型のコンパクトデュアル「ID‐51」を紹介しよう。
 車載タイプの「IC‐7100」は、業界初となるタッチパネルによる直観的で軽快な操作感が最大の魅力。シャック(無線室)はもちろん、車内やアウトドアでも、これまでにない快適な運用が実現する。
 また、卓上に置いて見やすく、操作しやすいスラント型コントローラーを採用した。コントローラー部には、スピーカーとマイク/外部スピーカー(ヘッドホン)/エレキ―端子を装備している。
 さらに、コンパクトマルチバンド機としては、初めてJARL(日本アマチュア無線連盟)が推奨するアマチュア無線のデジタル通信方式『D‐STAR』のDV(デジタルボイス)モードを搭載した。
 もちろん、高度な運用を可能にするデジタル機能群も充実しており、上級機同等の高性能32bit浮動小数点DSPを搭載することで、クラス初のCWオートチューン、デジタルIFフィルターやデジタルツインPBTなど、各種デジタル機能の性能も強化した。
 一方、ハンディータイプの「ID‐51」(希望小売価格5万7540円)=写真=は、2波同時受信に対応した待望のコンパクトな製品で、JARLが推進するアマチュア無線のデジタル通信方式『D‐STAR』のDVモードを搭載している。先進のデジタルならではのクリアな音声で通信できるだけでなく、レピータを使用すれば安定した遠距離通信が楽しめ、従来のFMモードにも対応している。

《主な特長》
●JARLが推進する『D‐STAR』デジタル通信方式のDVモードに対応
●簡単設定を実現するDRモード
●2波(V/V、V/U、U/U)同時受信機能を搭載
●AM/FMラジオ、エアバンドの受信が可能
●気軽に持ち出せるコンパクトボディを実現。幅58×高さ105・4、奥行き26・44㍉
●最高水準の防水性能IPX7を実現
●大容量のデータにも対応できるmicroSDスロット
●高精度、高感度GPSレシーバーを内蔵
●位置情報自動応答機能
●GPSログ機能
●最寄りレピータ自動リストアップ機能
●漢字表示が可能な大型LCD&LCDバックライト
●多彩なデータをCSV形式で保存できる交信ログ機能
●バッテリーやオプションは「ID‐31」と共通、この他にも多くの機能を搭載している。

 

 アマチュア無線の展望特集―JARLが開発したD‐STARを紹介 2013.02.13

 
 日本アマチュア無線連盟(JARL)が開発した『D‐STAR』は、複数の対応レピータを介した遠隔地との通信や、インターネットへの接続が可能になるなど、アマチュア無線家の楽しみ方が一変した。

 この『D‐STAR』は、音声通信とデータ通信をデジタル方式で行う無線システムで、音声通信ではノイズの少ない極めてクリアな通信が実現する。またレピータ(中継局)はアマチュア無線の全エリアに設置されており、レピータ局間を中継する幹線系通信をはじめ、インターネット接続による快適な広範囲通信のほか、レピータを介さない一般的な交互(シンプレックス)通信も可能になるなど、初級者から上級者までが楽しめる。メーカーからは豊富な製品群が提供されており、『D‐STAR』に対応した430MHz帯もしくは1200MHz帯デジタルトランシーバーであれば、すぐに次世代デジタル通信を楽しむことができる。

 現在、インターネットによる高速データ伝送が〝画像や音声をはじめとしたさまざまな情報を包含したメディア〟として普及しているのと同様に、高速度伝送が可能なデジタル化とネットワーク化は、アマチュア無線においてもさまざまな情報を包含した新しい通信のスタイルが見いだせる可能性があった。
 JARLでは、当時の郵政省(現在は総務省)から、『アマチュア無線のデジタル化技術の調査検討』について試験事務の委託を受け、平成10年度から12年度の3か年にわたり、JAIAやJARDの協力のもとに検討を繰り返した。その後、平成13年度からこの検討結果に基づき、当時のJARL次世代通信委員会を中心とするプロジェクトチームを発足させ、デジタル技術の実用化に向け取り組を開始した。
 またこれと平行し、総務省ともアマチュア無線におけるデジタル技術の導入に向けて、『免許関係等に関する電波法関係の省令及び電波法審査基準等(平成13年総務省訓令)の改正』などを積極的に要望した。そして平成15年8月11日に関係法令が改正され、一部(再免許手続に関するものは即日施行)を除き、平成16年1月13日から施行された。
 当初は関東、東海、関西の各地方本部区域内で運用を開始した『D‐STAR』のレピータ・ネットワーク・システムだが、現在では世界40か国以上に導入されており、レピータ数も年々増え続け1000を超えている。

 

 パナソニック‐AG-HPX600のアップグレードキーを発売! 2013.02.06

 
 パナソニックは6日、AG-HPX600にLiveUとの連携強化機能を追加するアップグレード・ソフトウェアキーを、2月20日から発売すると発表した。

 今回発売するのは、メモリーカード・カメラレコーダー P2カム「AG-HPX600」(2012年9月に発売)専用の機能拡張用アップグレード・ソフトウェアキー「AG-SFU603G」=写=で、価格は3万1500円。LiveU社のポータブル・アップリンク・ソリューション(3G/LTE/WiMAXなどのモバイル回線を使用するポータブルタイプの映像伝送システム)「LU40」と「AG-HPX600」の連携機能を追加する。
 同時にパナソニックWebサイトにて無償ダウンロードの提供開始も予定しており、「AG-HPX600」のアップグレードソフトをカメラ本体にインストール後、ソフトウェアキーで拡張機能をアクティベートすることで機能が追加される。
 また、「AG-HPX600」と「LiveU LU40」をSDIまたはUSBによって接続することで、カメラ映像(HD/SD信号)を複数のモバイル回線を通じてライブ伝送する。アップグレードにより、アップリンクのスタート・ストップを「AG-HPX600」からコントロールできるようになり、さらに「LiveU LU40」のモデム通信状態を常時「AG-HPX600」側のビューファインダー上に表示させることが可能だ。
 P2カム「AG-HPX600」は、IPネットワーク接続(AG-SFU601G)やVFR記録(AG-SFU602G)など必要な機能だけを選んでインストールできるオプション追加システムを採用(有償アップグレード)しており、同社では今回発売する「AG-SFU603G」に続き、最新テクノロジーの「microP2カード」や「AVC-ULTRAコーデック」にも対応を予定している。

 

 タッタ電線‐第3四半期連結決算は増収増益 2013.02.06

 
 タッタ電線が発表した平成25年3月期第3四半期連結決算(平成24年4月1日~同12月31日)は、売上高が対前年同期比5・7%増の353億4900万円、経常利益は同115・4%増の48億8000万円、第3四半期純利益は同73・2%増の27億5200万円だった。
 銅電線需要量は、自動車部門および建設・電販向け需要については比較的堅調に推移した。特に電力向け需要がコスト削減に伴う設備投資の抑制により低迷したため、全体としては微増となった。電子材料については、スマートフォンやタブレットPC向け需要に急激な変動があったものの比較的好調に推移した。
 一方、通期での連結業績予想については、売上高は対前年比1・3%減の452億円、経常利益は同58・3%増の53億円、当期純利益は同38・5%増の26億円を見込んでいる。

 

 総通局‐NHK池田市地デジ中継局に予備免許 2013.02.06

 
 近畿総合通信局(野津正明局長)は6日、大阪府池田市に、日本放送協会が開設する地上デジタルテレビ放送中継局(箕面千里丘中継局/NHK総合・教育)に予備免許を付与した。2月12日から試験放送を開始し、2月28日に開局を予定している。
 今回の置局は、受信環境改善を図るためのもので、主な放送エリアは豊中市、池田市、吹田市、箕面市の約16万4000世帯が対象となる。

 

 アイコム‐第3四半期連結業績は減収増益 2013.02.04

 
 アイコムの平成25年3月期第3四半期連結決算(平成24年4月1日~同年12月31日)は、売上高が対前年同期比0・5%減の168億2200万円だったが、経常利益は同49・3%増の10億8800万円、第3四半期純利益は7億300万円となった。
 停滞する欧州市場とアマチュア用無線通信機器および海上用無線通信機器市場での売上げ減少により、前年同期比で減収となったが、第3四半期末の急激な円安により、外貨建資産による為替差益が発生し、経常利益と四半期純利益はともに前年同期比で増益となった。
 一方、通期の連結業績予想については、売上高が対前年同期比2・0%増の240億5000万円、経常利益は同3・5%増の15億8000万円、当期純利益は同0・4%増の11億円を見込んでいる。

 

 NHK朝ドラ『純と愛』の出演者‐成田山不動尊で節分祭 2013.02.03

 
 NHK朝の連続ドラマ『純と愛』の出演者らが参加する恒例の節分祭が2月3日、大阪府寝屋川市の成田山不動尊大阪別院で行われた。
 同日は、ヒロイン・待田純役の夏菜をはじめ待田愛役の風間俊介、水野安和役の城田優が参加し、屋外特設舞台での舞台豆まき式で福豆(落花生)をまき、災厄を追い払った。会場にはおよそ2万2000人の参拝客が集まった。

 会見した夏菜は、「2月の初めに、節分で家で盛り上がることはあっても、これだけ大勢の人が集まって盛り上がることは初めて。〝福は内〟と言う掛け声とともに(参拝の皆さんと)ひとつになれたのはすごく楽しかったです。それから(まく豆が)ピーナッツ(落花生)だったことにすごくビックリしました。絶対に大豆だと思っていました。この後も『純と愛』を最後まで気を抜かずに走りたいと思います」と興奮気味に語った。
 また風間は、「昨今、元気のない日本みたいに言われていますけど、(今日の境内は)本当に活気がありましたね。やっぱりみんなが集まる明るい行事だったらここまで活気が出るんだなと思って、すごく安心しましたし、楽しかったです。こういう気持ちで今年一年を過ごせたらいいなと思うような、素敵なところにお招きいただいて、本当に感謝しています」とあいさつした。
 城田は、「あっと言う間に豆まきが終わりましたが、すごく楽しみながらまきました。至るところ、どこを見ても笑顔・笑顔で、ほんとに素敵な時間だったなと思います。僕自身、初詣も行けていなかったので、これで今年はいい年になると確信しました」と話していた。

 

 シャープ‐10~12月期の連結営業損益が黒字転換! 2013.02.01

 
 シャープは1日、2012年10~12月期の連結営業損益が5四半期ぶりに黒字に転換したと発表した。上期に実施した構造改革の効果により、液晶やその他電子デバイス部門を中心に収益が改善した。13年1~3月期も黒字を見込んでいるが、本格回復は来期以降に持ち越されることが予想される。
 四半期ベースの営業黒字化は、昨年NTTドコモから発売した同社製IGZO液晶搭載のスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)が主因。米アップルの「iPhone(アイフォーン)5」やタブレット端末(多機能携帯端末)「iPad(アイパッド)」向けも業績を押し上げた。
 しかし、今年1月以降はアップルの生産調整による受注減を受け、液晶部門の通期売上高は前回予想の8800億円から8300億円に下方修正した。課題となっている亀山第2工場(三重県亀山市)の稼働率も下期平均で約6割にとどまる見通し。

 また、同日発表した12年4~12月期の連結決算では、売上高が1兆7824億円(前年同期比6・4%減)、営業損益は1662億円(前年同期は91億円の黒字)の赤字。希望退職を主とする構造改革費用の計上や繰延税金資産の取り崩しなどにより、最終損益は4243億円(前年同期は2135億円の赤字)の赤字となった。
 一方、2013年3月期の通期業績見通しについても、売上高が前期比0・2%増の2兆4600億円、営業損益は1550億円(前期は375億円の赤字)の赤字、最終損益は過去最大となる4500億円(同3760億円の赤字)の赤字になる見通しだ。
 事業別の見通しでは、液晶テレビと携帯電話で構成するAV通信機器部門の今期赤字幅は従来の150億円から80億円に圧縮。太陽電池事業の赤字幅は、従来の140億円から110億円に縮小する見通し。白物家電は黒字を見込んでおり、複写機事業も経費削減で黒字額が従来計画を上回る見込みだ。
 同社では、米通信技術大手・クアルコムから約100億円の出資を受けることでまとまったが、米インテルなど他社との資本提携交渉は難航している。鴻海からの出資実現が不透明な中、海外工場の売却なども進んでいないのが現状。約5400人の人員削減のほか、社員給与や賞与を削減するなど固定費を圧縮したが、同社の今後の課題としては資本増強策が急務となっている。

 

 TOAの第3四半期連結決算―増収増益 2013.02.01

 
 TOAが発表した平成25年3月期第3四半期連結決算(平成24年4月1日~同12月31日)は、売上高が対前年同期比1・4%増の253億9600万円、経常利益は同9・2%増の23億600万円、第3四半期純利益は同15・9%増の13億4900万円となった。グループ企業では商品企画から開発や生産、販売までを世界各地域で行う地域事業体制を強化。また国内市場では、ネットワークを利用した拡声や監視システムなど、音と映像の高度なソリューションを推進した。これにより売上げが伸張し、損益面でも大幅な増加となった。
 一方、通期での連結業績予想については、売上高は対前年比2・9%増の370億円、経常利益は同0・8%増の35億円、当期純利益は3%増の21億円を見込んでいる。

 

 FM802木矢社長―2013年の方向性を語る 2013.01.25

 
 FM802の木矢道雄社長は1月25日、大阪市北区の本社屋で記者懇談会を開催し、2013年の方向性などについて語った。
 冒頭、木矢社長は、「ラジオ業界はいま、変革期にある。長年デジタルにどう向き合うか模索を繰り返してきたが、今年は方向性を打ち出す年になる。当社はV-Lowマルチメディア放送の『音声優先セグメントへの参入』のアンケートには前向きな回答をしたが、前提として車載を含めて受信端末の普及を念頭に入れ、NHKを含めたオールラジオの参入が条件であり、ハードの設備投資には公的支援を求めていきたい」と強調した。
 また、業界の抱える課題については、「ラジオ広告費の回復とリスナーの拡大の2つである」と述べた後、「当社としては、FM802とFM COCOLOの2波経営を安定経営の軌道に乗せること。2波経営によるシナジー効果と効率化は道半ばであり、今年は将来への成長発展に向けて基盤を築いていきたい。3年目からは黒字転換を図る予定で、その為の成長戦略として次の5つの施策に取組む」と語った。

 《重点施策》
●FM COCOLOの編成・事業業務は現行の802メディアワークスへの委託態勢を見直し、4月に向けて再構築する。

●4月番組改編は、FM802とFM COCOLOの2波が連携し、リスナーの棲み分けを視野に入れ検討し、媒体価値、ブランド力を更に高めていく。

●現行の本社スタジオ、梅田タワーレコードのサテスタの制作態勢に加え、今春に社外にオープンスタジオを設け、新たな拠点展開を図る。

●これから飯盛山と生駒山の送信所設備更新が待ち受けている。今後のデジタルラジオの動向を見据えた上で、効率的な設備投資計画を策定する。

●FM802は来年6月に開局25周年を迎える。2014年1月から12月を25周年イヤーと位置づける。25周年の感謝の気持ちを込めて、リスナーにはより魅力のあるクオリティの高い番組・イベントコンテンツを提供し、地域メディアとして社会貢献も果たしていきたい。広告主には広告価値の高い企画提案をして、少しでも広告活動の役に立ちたい。以上の5項目に注力する。

 会見の最後に木矢社長は、「社員に対しては、ラジオの面白さを伝えたい。FM802には、創造性の喜びと自分の働きで会社の仕組みを変えていける醍醐味がある。将来会社が成長発展するためには、山積する課題を解決させ、一人一人が新たなチャレンジをしていくしかない。これからの1年間、社員全員が同じ価値観を共有して飛躍の年にしていきたい」と締めくくった。

 

 「ケーブルテレビテクノフェア2013」開催―過去最高の来場者を記録 2013.01.23

 
 関西最大のケーブルテレビ最新機器展示会「ケーブルテレビテクノフェア2013」(ケーブルテレビ連盟近畿支部・技術部会)が1月25日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで開催され、過去最高となる2018人が来場した。同展は2001年から実施しており、今回で第11回目。前回は市内中央区の大阪産業創造館で開催し、約1100人が来場した。
 今回の展示会では、『テレビもネットもスマートに!』をメインテーマに、機器メーカー21社が出展した。ケーブルテレビ関連の最新機器や技術を紹介したほか、11小間のセミナーも実施した。各展示ブースでは、各社が様々な新サービスなどを展示紹介したが、本紙では2社をピックアップし紹介しよう。

 【ブロードネットマックス】
 同社では、FTTHシステム、自主放送高画質化システム、権利保護方式対応RMPシステムの3システムのほか、無線LAN対応ケーブルモデム、DOCSIS3・0ケーブルモデム、ASPサービス(見える化・見守り)などを展示紹介した。
 とくに注目したのは、ケーブルテレビの自主放送でHDTVの2番組編成を実現する新型エンコーダー「DME‐3701」=写真=で、ハイビジョン放送2波の出力が可能になる。
 同製品は、自主放送番組の映像および音声データをエンコードし、これに制御情報(PSI)やEPG(SI)を追加し、自主データ放送送出装置や権利保護スクランブル装置などによるMPEG2-TSを多重化して、放送TSとして出力する。
 同社西日本支社の廣瀬部長補佐は、「新型エンコーダーでは、HDTV番組を8Mbps程度に圧縮します。これにより、1つの伝送チャンネル(IRF)で、HDTVでは最大2番組。HDTVとSDTVを組み合わせた場合では、HDTV1番組+SDTV2番組などの編成が可能になる。この装置を第1コミチャン/第2コミチャンそれぞれで使用することで、例えばHDTV4番組編成が実現する」と話す。
 同社は今後、5/1chサラウンドやデジタル字幕、マルチ音声ES(疑似ラジオ放送)にも順次対応していく予定だ。

 【ミハル通信】
 同社ブースでは、HMCシステムやFTTHソリューションシステムなどを展示紹介した。
 とくにHMCシステム用として開発したハイブリッド延長増幅器「MHEA‐1010‐G2」=写真=は、同社がケーブルテレビ事業者に提案するHFCとFTTHが最適に融合したFTTH×ネットワークを構成する主要製品となる。
 同製品は、770MHz双方向増幅器として、システム構築し作動させた後に、光受信湯ユニット、光送信ユニットを追加実装することにより、光ノード装置として機能させることができる。また帯域を1GHzに拡張できるため、柔軟なシステム構築が可能になる。
 同製品の主な特長としては、①HFCからFTTHへのスシテム移行に最適なこと②伝送波数に合わせて、デバイスを選定し直し低消費電力を実現すること③下り入力TP(テストポイント)の位置移動により、上位機器の信号チェックが可能になること④トリム機能を実装し、タップオフの周波数特性の補正が可能になることなど。
 ケーブルテレビ業界でも、ユーザが満足する新たなデジタルサービスの取組みが必要となっている。今展示会では、新サービスや初出展の製品が多数あり、大幅な集客増に繋がった。


 

 古野電気―ETC車載器2月初旬に発売! 2013.01.23

 
 古野電気は1月23日、ETC車載器「FNK‐M08T」(オープン価格)の新製品を、2月初旬に発売すると発表した。
 新製品は、2007年に発売したブザー案内タイプ「FNK‐M03」の後継機種。従来品に比べて約30%(面積比)の小型化を実現した。本体サイズは(W)66㍉×(D)86・3㍉×(H)最薄17・3㍉(22・8㍉取付部含む)。重さ約60㌘。アンテナは(W)32・4㍉×(D)32・4㍉×(H)12・5㍉(ケーブル3・5メートル付)。電源電圧は12/24V対応で、乗用車から大型トラックまで使用できる。
 また、従来機の基本機能はそのままに、『LED内蔵アンテナ』機能を追加し、『3年間のメーカー保証』も採用した。
 ETCは、有料道路の料金所などに設置されたアンテナと、自動車に搭載された端末(車載器)とで通信を行い、自動車を止めずに有料道路の料金支払いなどを処理するシステム。ETC車載器セットアップ累計台数は、2012年12月11日現在で5200万台を突破した。ETC利用率(国内高速各社の週間平均総計)が87・8%に達するなど、交通を快適にするための高度道路交通システム(ITS)のシステムとして普及している。
 
 

 関西テレビ放送社長年頭会見―今年は理念を実体として具現化する 2013.01.22

 
 関西テレビ放送の福井澄郎社長は22日、大阪市北区の本社ビルで新春記者会見し、2013年の方針などについて語った。
 冒頭、福井社長は「当社は開局55周年を迎え、〝GO!GO!カンテ~レ〟のキャッチフレーズのもと、外へ打って出る年にしたい」と述べたあと、「55周年のもう一つの意義は、いま我々がエリアで最も必要とされるコンテンツメーカーになるという理念を、実体として具現化することにある」と語った。
 
 具体的には、軽音楽を通じて高校生がどう成長していくかという群像ドラマの制作をはじめ、5月5日に予定している特別ライブの番組枠での放送。秋口には、〝関テレ大感謝祭〟も予定しており、『阪急電車 片道15分の奇跡』の作品で有名な有川浩氏の『県庁おもてなし課』の映画化も決定した。さらに『アマチュアトップコンサート』や『3000人の吹奏楽』、9月にはジャニーズのミュージカル『エンドレスショック』、全メンバーが揃った『ザ・タイガーズコンサート』などを予定している。
 また業況については、「第3四半期は、放送関連が放送収入をカバーして増収となったが、55周年関連の費用などが増えたことで減益となった。通期については、前年並みの約610億円前後になる見通しで、営業利益も約31億円を見込んでいる。結果的には微減収減益となる予想だ」と話した。

 今年の課題については、「視聴率の回復について真剣に取組む方針で、iPhone5で撮影する新しい試みのホームドラマなどを通して、テレビの魅力の再発見に繋げたい。メディア環境が激変する中で、社屋の効率的な運用も考えており、デジタルサイネージもようやくビジネスとして進み始めた。新しいゲームアプリの配信や劇団のプロデュース、また音楽著作権も含めたロコドル(ローカルアイドル)の発掘なども予定しており、社内の様々な部署で出始めている小さな芽を今年は大きく育てたい。さらに技術面からは、マルチスクリーン研究会がすでに発足し、テレビ局が主体となるモバイルの研究を進めている。2013年はエリアと共に成長し、エリアの成長に貢献することを考えた上で、全国に向けても素晴らしいコンテンツが送れるよう努めたい」と語った。
 
 

 テレビ大阪社長年頭会見―2013年は大幅な増収を見込む 2013.01.21

 
 テレビ大阪の立岩文夫社長は21日、大阪市内の本社ビルで年頭会見し、業況などについて語った。
 冒頭、立岩社長は「2012年度10月クール(10~12月)のスポット広告収入は前年比103・3%となり、在阪局の中でも一番高い伸び率となった。下期はこれまでほぼ予算どおりに推移しており、この先も予算をクリアできれば、2012年度連結売上高は約144億円(前年比0・3%増)、連結経常利益は約5億円(同20%増)となる。また単体では売上高122億円(3・4%減)、経常利益約3億円(3・8%減)を見込んでいる。ただ、保有するテレビ東京HD株式が簿価の半値以下に下落しており、期末に減損処理をすると単体の純損益は赤字となる。現在作成中の2013年度予算では『コンテンツ・ファースト』を旗印に制作費を確保しつつ、収入増と経費の効率化を図りたい」と強調した。

 視聴率については、「10月クールは、GH4・4%(前年同期比プラス0・2ポイント)、PT4・2%(同0・3ポイント)と上昇傾向を維持した。GHは2009年1月クール以来の高い数字となり、年末年始4日間の(31日~3日)の平均視聴率はGH5・0%、PT4・9%、全日3・0%だった」と述べた。
 また新年度編成については、「当面の課題は、土日タテゾーン強化と、若者向け深夜番組の開発である。土日タテゾーンに関しては、『大阪再発見バラエティ八光のじもとモット』。深夜帯は、演芸番組復活を目指す『日本演芸保護の会レッドリスト』を昨年度に続き特番で制作し、将来のレギュラー化の可能性を探りたい」と語った。
 イベントとしては、同社は昨年末に北区梅田の阪急百貨店で、『和風総本家』で紹介した商品を販売するフェアを開催し好評を博した。2013年は、インテックス大阪で12月に開催予定の『第8回大阪モーターショー』が最も大きなイベントとなる。さらに新規イベントとして、上期にテレビせとうちと共同開催する『エヴァンゲリオンと日本刀』や、下期にはテレビ大阪エクスプロとの『防犯防災総合展 inKANSAI2013』なども予定しており、大幅な増収が見込まれる。

《用語解説》
 ▽クール=放送業界で使われる専門用語。四半期(3か月間)を意味し、1年間は4クールに分けられる。
 ▽GH=ゴールデンアワーのこと。視聴率が高くなる夜の時間帯のことで、国によって具体的な時間帯は異なる。日本では毎日19時~22時の時間帯を指す。略称ゴールデン。
 ▽PT=プライムタイムのこと。視聴率を時間帯別に見るときに使われる。1日の時間区分のうちの19時~23時の4時間の通称。
 

 アイコム―特定小電力トランシーバー2機種を1月下旬から順次発売! 2013.01.17

 
 アイコム(大阪市、福井勉社長)は17日、パナフルな音量で、多彩なビジネスにフィットする特定小電力トランシーバー2機種を、1月下旬と2月上旬に発売すると発表した。

 2機種「IC-4110」(1万6590円)/「IC-4110D」(2万790円)は、クラス最高レベルの400mW以上の大音量が可能で、騒音環境でも明瞭な通話ができるなど、様々な使用環境にフィットする使いやすさを実現した。水滴などへの防水性能に加え、埃や塵に対する防塵性能(IP54)も実現。工事現場や倉庫といった環境でも安心して活用できる。
 また機能面では、従来機にも搭載している受信専用機能やグループ通信機能に加え、スムーズな運用をサポートする空きチャンネルサーチ機能、チャンネル非表示機能、マイク感度設定機能などの新機能を装備。狭い範囲で使うときは、アンテナを回転させてコンパクトに使えることも特長。「IC-4110D」は、中継通話にも対応しており、別売の中継装置「IC-RP4100」を使うことで、通話距離を約2倍に延長することができる。
 2機種は、従来機「IC-4100/IC-4100D」の豊富なオプションをそのまま流用できるため、スムーズに、またリーズナブルに従来機からの乗り換えが可能になる。ボディーカラーは、「IC-4110」がブラック、メタリックイエロー、メタリックレッドの3色をラインナップ。「IC-4110D」はブラックのみ。同社は年間5万台の販売を目指している。
 

 朝日放送社長年頭会見―ABC10年ビジョンを検証 2013.01.16

 
 朝日放送は16日、大阪市福島区の本社屋で、新春恒例のマスコミ懇話会を開催し、昨年掲げた「朝日放送10年ビジョン」ついて検証した。懇話会には、同社・脇阪聰史社長のほか、渡辺克信会長、和田省一専務や田仲拓二常務らが出席した。

 同社10年ビジョンは、「関西ナンバーワン、世界へ」、「家族をつなぐエンターテイナー」、「OPEN←(アップ)楽しいABC!」の3つを目標に掲げている。同社の中堅・若手社員が中心となり、3チーム(1チーム6人構成)が2か月間で6~10回、目標実現に向けた議論を繰返す。自主運営が基本で、2012年1月5日にスタート。社員の意識改革などに貢献し、その成果が実を結びつつある。
 検証では、10年ビジョンの一つ「関西ナンバーワン、世界へ」は、開局以来初の視聴率4冠を達成した。全日が8・2%、ゴールデンが12・8%、プライムが13・4%、プライム2が9・4%と、2位に大差をつけての圧勝となった。とくに3年来の目標であった全日の1位を達成。正月3が日の視聴率も昨年に続き4冠を達成した。同社では、営業面においても「関西ナンバーワン」を目指す方針。一方の世界については、フリーマントルメディアとの業務提携をはじめ、アジア戦略としてベトナムでの『新婚さんいらっしゃい』の番組フォーマット販売の契約を締結した。今年6月からベトナム版の『新婚さんいらっしゃい』が、ホーチミン市のテレビで放送される予定だ。
 また、「家族をつなぐエンターテイナー」では、朝帯、夜帯のローカルネットワーク番組が絶好調で、とくに早朝ワイドの『おはようコールABC』は6%を超える視聴率が続くなど、その後の視聴率の流れを定着させるなど、全日視聴率に大きく貢献した。
 さらに、「OPEN ↑(アップ)楽しいABC!」では、昨年4月に「OPEN ↑(アップ)推進部」を新設した。社内からは様々な提案・アイデアが寄せられるなど、職場の垣根を越えた交流が実現。秋には「リバーデッキ活性化委員会」を設置し、12月には「中之島ウエスト 冬物語2012」を開催するなど、その成果が実を結んだ。同イベントには、12日間で20万人が訪れるなど、新社屋移転以来の最大の賑わいが実現した。また今年5月のゴールデンウイークには、「ABC感謝祭2013 Maido ほたるまち!」を企画しており、地域全体の活性化を目指している。

 同社の脇阪社長は、「2013年は、昨年の取組みを踏まえ、10年ビジョンをさらに推し進め、進化させる飛躍の年にしたい」と述べた。業績については、「テレビ営業部門は、視聴率好調を受け営業セールスは順風。ネットタイムのレギュラー枠は完売し、スポットについても、第一四半期は大幅増となった。営業収入全体では、前年並みの見通しである。」と語った。
 

 近畿地区ケーブルテレビ2団体―新年賀詞交歓会に300人超の出席 2013.01.13

 
 近畿地区ケーブルテレビ2団体(日本ケーブルテレビ連盟近畿支部と日本CATV技術協会近畿支部)の平成25年新年賀詞交歓会が13日、大阪市内のホテルで、来賓や本部役員、会員企業など約300人以上が出席して行われた。

 冒頭、主催者を代表して日本ケーブルテレビ連盟近畿支部の長谷川亨支部長は、「あるシンクタンクによれば、2013年はリセット・リバランシングで回復軌道に進むと予測しています。我々の業界でも、今年はいよいよスマートボックスという次世代型STBの導入も決まり、IP‐VODサービスもスタートします。今年は、地元密着と顧客満足をしっかりと高めていき、業界が連携することで前進を図りたい。今年1月25日(金)にはB to B向けのケーブルテレビテクノフェア 2013の開催も予定しており、TVの魅力の再発見につながる機会になればと思っています」とあいさつした。
 また来賓を代表して、総務省近畿総合通信局の野津正明局長、日本放送協会大阪放送局の岩崎治幸副局長、関西広域民間放送事業者を代表して朝日放送の古川賢三常務取締役がそれぞれ祝辞を述べた。

その後、日本ケーブルテレビ連盟の西條温理事長(住友商事顧問)の乾杯発声で懇親会へと移った。
 

 読売テレビ放送社長年頭会見―視聴率の3冠獲得を目指す 2013.01.11

 
 読売テレビ放送は11日、大阪市中央区の本社屋で、望月規夫社長の囲み会見を開催した。同社は今年、開局55年を迎える。会見では、将来に繋がる番組制作や新メディアと連携を図ることで、2013年は視聴率の3冠獲得を目指す方針などを明らかにした。

 冒頭、望月社長は、「今年は番組内容の充実を図り、制作力のある若いクリエーターを育成したい」と述べた後、「番組制作では、3夜連続ドラマをはじめ、大型ドラマ、新しい試みのバラエティなどを予定している。8月の開局記念日には新たな指針を発表する予定で、開局ウイークには大型番組も計画。現在作っている経営3か年計画では、一定のリスクがとれるだけの資金を確保することで、新しいことにチャレンジできる体制も整えた。3年で30億円の投資枠を考えており、いいものであればチャレンジしたい。とくにソーシャルメディア系とのコラボや連動、ソーシャル型の番組開発などで、視聴者に対して新しい刺激になることを期待したい。また今年は、タイムテーブルを見直して強化し、アニメ重視とスペシャル番組の制作などで3冠を狙いたい」と語った。
 経営については、「今期の決算では、チェック機能の強化と透明性、財務体質の強化を図ることを目的に、連結決算を導入した。関連グループ8社の売上げは約119億円で、営業と経常利益は約8億円を予定している。通期での連結業績予想は573億円で、うち約94%を放送収入が占めるなど、増収減益を見込んでいる」と話した。

 ▽望月規夫(もちづき・のりお)。1946年4月17日生まれの66歳。静岡県出身。71年(昭46年)に東大文卒後、読売新聞社入社。05年読売新聞東京本社取締役、07年同常務を経て、08年読売テレビ放送専務、09年同副社長、11年6月17日社長に就任する。
 

 近畿総通局―ジェイコムウエストの合併届出を受理 2013.01.04

 
 近畿総合通信局は4日、ジェイコムウエスト(中井芳紀社長)から提出された国内最大級となるケーブルテレビ事業者の合併届出を受理したと発表した。

 合併したのは、ジェイコムの関西地区連結子会社であるジェイコムウエスト、ケーブルネット神戸芦屋、高槻ケーブルネットワーク、吹田ケーブルテレビジョン、豊中・池田ケーブルネット、東大阪ケーブルテレビの6社。1月1日付で合併し、ジェイコムウエストが存続会社となった。
 合併後の資本金は155億円となり、総加入世帯数は約126万世帯。潜在的なユーザー基盤数であるホームパス数は約511万世帯となり、売上高は1000億円超となる。
 今後は、共通機能が集約化されるなど、グループ経営の効率化と競争力強化が図られ、さらに充実したサービス提供が期待される。
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