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関西発ニュース




 

 FM802 ライブイベントを6月に特別番組で放送! 2012.4.30


 FM802の人気番組「ROCK KIDS 802」(月~木曜、21・00~23・48)がプロデュースするライブイベント「ROCK KIDS 802 SPECIAL LIVE REQUESTAGE 10」が4月30日、大阪市中央区の大阪城ホールで開催した。同ライブは今年で10回目。同日は約1万人のリスナーが詰め掛けた。
 今回はサカナクション、山崎まさとし、ナオト・インティライミ、木村カエラ、SEKAI NO OWARIの5組のアーティストが出演。ライブ会場は担当DJらにより盛り上がりをみせ、各アーティストは新曲やリクエスト曲を披露するなど、来場者は個性あふれるパフォーマンスを楽しんだ。
 なお、同日のライブの模様は6月11日(月)~14日(木)に、特別番組「ROCK KIDS 802 SPECIAL LIVE REQUESTAGE 10」(23・00~23・30)として、放送を予定している。
 

 シャープ―3760億円の損失 今期最終損益は大幅に改善見通し 2012.4.27


 シャープが4月27日に発表した2012年3月期(2011年4月1日~2012年3月31日)の連結決算は、売上高が対前年度比18・7%減の2兆4558億円、営業損益は375億円の損失(前期は788億円の黒字)、最終損益も3760億円の大幅損失(同194億円の黒字)となった。売上げはピーク時(2008年3月期)よりも3割減少。12年3月期は液晶事業が不振だったほか、太陽電池事業も競争激化で価格が下落し、過去最大の損失額を計上した。
 大阪で会見した奥田隆司社長は、「ヒット商品やオンリーワン商品を出す取り組みが不足していた。今期は業績と信頼の回復を目指す」と述べ、「今年度は新型液晶パネル(IGZO)を中心に、海外で中小型向け液晶パネルなどの販売を大幅に伸ばす」と強調した。
 同社予想では、2013年3月期はテレビ需要の減少などもあり、連結売上高は9・9%増の2兆7000億円、最終損益は300億円を見込むなど、大幅に損失額が縮小する見通し。液晶テレビや携帯電話などの電子機器は、引き続き減収となる見込みで、スマートフォンやタブレット端末向けの高精細・低消費電力の『IGZO液晶』、太陽電池のメガソーラー事業などにより、下半期からは黒字転換を目指す。7月からは再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まる予定で、同社では市場拡大が見込める太陽電池などを収益改善の柱に据える方針。それに伴い社員2000人を配置転換する予定で、不採算事業から太陽電池などの成長事業の営業部門に重点配置する。
 

 日本CATV技術協会近畿支部長に佐藤房夫(DXアンテナ顧問)氏決まる 2012.4.25


 日本CATV技術協会近畿支部は4月25日、大阪市内のホテルで第38回定時総会を開催し、平成23年度事業報告と同決算報告、平成24年度事業計画と同予算案など、いずれも承認可決した。また議事終了後に役員改選し、佐藤房夫(DXアンテナ顧問)氏が新支部長に決まった。
 冒頭、中崎始支部長は、「昨年7月の地デジ完全移行では、現場による地元密着が大きく貢献した」と、会員企業に対し敬意を表したあと、「資格制度の変更がはじまり、第1級CATV技術者への移行は全国で5274人となった。今年度は2級への移行がはじまり、すそ野が広がることで組織の充実が図れる。また来年度からは、一般社団法人への変更がきまっており、今年度はガバナンスを確保しつつ様々な変更改革を予定している。今後はこれらの計画をしっかり遂行することが大切になる」と述べた。
 引き続き、協会本部の嶋田喜一郎専務理事は、「技術協会は、CATVをフォローアップする団体であり、大災害に負けないインフラ構築と減災への取り組み強化をしなければいけない。また平成24年度はネクストイレブン最終段階で、技術者を育て業界全体の裾野を拡大することで、協会の強化を図りたい。また一般社団法人への変更に伴い、今後は一つ一つの仕事が公益目的に値するかどうかが問われる。より公益的な組織になることを自覚し、協会の存在意義を高めたい」と強調した。
 また役員改選後、佐藤新支部長は、「中崎支部長にかわり選任されました。力不足ではありますが、会員各社には提案していただき、その期待に応えたい」とあいさつした。
 総会終了後には、ブロードネットマックスの北川和雄上席参与が「ブロードバンドアクセスネットワークの動向」について講演した。
 

NHK大阪 連続テレビ小説『純と愛(じゅんとあい)』の出演者を発表! 2012.4.23


 NHK大阪放送局は23日、今秋からスタートする後期連続テレビ小説『純と愛(じゅんとあい)』(総合・前8・00~ほか)の主な出演者を発表した。ヒロイン・純役の夏菜に続き、今回は家族や相手役の愛(いとし)、勤め先の人など11人のキャストが決まった。ヒロインの父・狩野善行役を武田鉄矢が、母・晴海役を森下愛子が、ヒロインのパートーナーである待田愛役を風間俊介が演じる。
 このほかヒロインの兄役を速水もこみち、弟役を渡辺秀、祖父役を平良進。愛の父親を堀内正美、母親を若村真由美。純が勤めるホテルの教官に吉田羊、先輩に城田優、同期社員に黒木華がそれぞれ決まった。
 ドラマは、大阪市大正区と沖縄・宮古島が舞台。宮古島でホテルを経営する両親のもとを飛び出した純は、大阪のホテル業界に就職する。正義感が強く一本気な純と、後に夫となる愛(いとし)の運命の出会いを描いた女性版の『坊ちゃん』ともいえる作品。会見には夏菜を含む8人が参加し、抱負や意気込みなどを語った。
 会見の冒頭、同席したNHKの山本敏彦チーフ・プロデューサーは、「人間にとって、その人生は作品である(司馬遼太郎)。遊川和彦さんは、脚本の中でそれぞれの役柄をとても深く、深く描いています。今回の作品では、個性的なキャラクターを演じていただくため、私たちが考えた中でベストの配役となった。一度見ていただくと次回の放送が待ち遠しくて仕方ないと思えるようなドラマを目指しています」とあいさつした。
 武田は「ドラマが衰退するなかで、NHK大阪の『カーネーション』がすばらしい、という民放プロデューサーの言葉を聞いてやってきました」と述べ、森下は「今回の出演は何か縁を感じます。スタッフやキャストのみなさんと協力して、心に残るような作品づくりを目指します」と語った。風間は、「見ていただく方には、毎朝起きるのが楽しみになるようなドラマになるよう全力を尽くします」と話した。
 また夏菜は、「両親役の武田さんと森下さんは思い描いてた両親像にピッタリの方で、これからの撮影が楽しみです」と話した。武田、森下、風間はともに朝ドラ初出演となる。クランクインは5月20日から、放送は平成24年10月1日~翌25年3月30日までを予定している。
 

NHK大阪「BKワンダーランド・春」 GWに開催 2012.4.20


 NHK大阪放送局の春のふれあい広場「BKワンダーランド・春」が5月3~5日(午前10時~午後5時)までの3日間、市内中央区のNHK大阪放送会館で開催される。
 今回は、NHK大阪放送局が年間を通じて取り組んでいる『子どもを守れ!キャンペーン』の一環として家族で楽しめるステージショーのほか、関西地域向けにFMで放送している「FMサウンドポケット なみはな」の公開録画や、〝防災〟と〝環境〟をテーマにしたイベントなど盛りだくさんの内容となった。一部事前申込と当日整理券配付のイベントもあるが、入場は自由。
大阪放送会館へは、地下鉄『谷町四丁目』駅2番・9番出口すぐ(大阪市中央区大手前4-1-20)。問合せ先は、06‐6941‐0431(平日午前10時~午後6時まで)。URLは、http://www.nhk.or.jp/osaka/
 予定されているイベントは次のとおり。

●全日(3日間)
▽【NHK防災パーク】*かんたん救護の体験をはじめ、震災で活躍したロボットカメラの操作体験、非常時の持ち出し品の展示や災害時に役立つ放送技術をパネルで紹介=アトリウム
▽【子どもを守れ!ブース】*缶バッジ作りやぬり絵コーナー=アトリウム
▽【NHK環境キャンペーンブース】*NHKが取り組む環境キャンペーンを紹介=T‐2スタジオ
▽【身近に!楽しく!放送技術】*ハイスピードカメラやクロマキー体験など楽しめる=T‐2スタジオ
▽【BKデジタル広場~テレビをネットにつないで楽しもう!~】
*デジタル放送ならではの楽しみ方を紹介=T‐2スタジオ
▽【BS体験ランド】
*3D映像やフォトサービスなど、家族で楽しめる体感ランド=T‐2スタジオ
▽【ファミリー放送体験】*みんなで一緒に番組作りに挑戦=プラザスタジオ
▽【キッズコーナー】*ふわふわジャンボやわくわくトレインであそぶ=北側広場

●5月3日(木・祝)
▽【オープニングステージ】*午前10時~、出演はストレッチマン、びぃきんぐ、うたのお姉さん(山岡ゆうこ)ほか=アトリウム特設ステージ
▽【つくってあそぼうショー】*午前11・00~/午後2・30~(2回公演・当日整理券配付)=アトリウム
▽【子どもを守れ!ストレッチマンワンダーステージ2012】*午後0・00~=アトリウム
▽【子どもを守れ!キッズダンス・コレクション・春】*午後1時~、司会は河島あみる(タレント)ほか、ゲストは二宮星(カーネーション出演=アトリウム
▽【NHK環境キャンペーン アコおと】*午後4時~=アトリウム

●5月4日(金・祝)
▽【子どもを守れ!かぞくクラシック】*午前11時~=アトリウム
▽【どーもくんの防災劇場】*午後0・00~/午後4・00~(2回公演)=アトリウム
▽【NHK公開セミナーきれいの魔法】*午後1時~(当日整理券配付)=アトリウム
▽【連続テレビ小説「純と愛」トークショー】*午後~(当日整理券配付)=アトリウム
▽【NHKネットクラブプレミアム会員限定「ワンワンとあそぼうショー!」】(入場には事前申込みが必要、締切り済み)=NHK大阪ホール

●5月5日(土・祝)
▽【子どもを守れ!ストレッチマンワンダーステージ2012】*午後~(2回公演)=アトリウム
▽【FMサウンドポケット 「なみはな」ライブ 公開収録】*午後1・00~(当日整理券配付)=アトリウム
▽【子どもを守れ!井戸端会議~お母さんのための子育て講座~】*午後~、ホームページでコラムを掲載中の〝ギャルママ〟の子育て応援ステージショー=アトリウム
▽【かんさい土曜ほっとタイム 特集ぼやき川柳のつどい】 公開生放送(入場には事前申込みが必要、締切り済み)=NHK大阪ホール
▽【フィナーレショー】出演はストレッチマン、びぃきんぐ、うたのお姉さん(山岡ゆうこ)ほか=アトリウム
 

パナソニック元社長・山下俊彦氏のお別れ会―約1000人の弔問客 2012.4.18


 2月28日に老衰のため92歳で死去した元松下電器産業(現パナソニック)の社長・山下俊彦氏の『お別れの会』が18日、大阪市北区のホテルで開かれ、経済界や財界などから約1000人の弔問客が訪れた。会場には当時の写真パネルが並べられ、参列者は故人の功績をしのび、献花した。
 パナソニックの中村邦夫会長と大坪文雄社長は、 「一致団結して、環境革新企業へまい進することが恩返しになる」と追悼の意を表した。また6月に社長に就任する津賀専務は、「入社したときの社長で、ビジネスモデルに果敢に挑戦した人。とても尊敬していた」と、当時を振り返った。
 山下氏は1977年(昭和52年)、創業者の故松下幸之助氏から見込まれ、創業家以外から初めて3代目社長に抜擢された。就任後は半導体など、家電以外の成長分野の事業を拡大。総合電機メーカーに飛躍する基盤を築き、9年間社長を務めた。
 

 総通局―東海・東南海・南海三連動地震対策推進本部を設置 2012.4.16


 総務省近畿総合通信局(野津正明局長)は16日、近い将来発生が懸念されている東海・東南海・南海三連動地震に備えて、「東海・東南海・南海三連動地震対策推進本部」を4月3日に設置したと発表した。今後は近畿管内(2府4県)の各地方自治体をはじめ、関係機関との連携をより強化し、減災対策のための情報伝達手段の多様化を促進する。また復旧復興活動のための無線局免許の措置や無線機貸出しなどの情報提供も実施する。
 同対策推進本部では、各自治体に対して、災害対策上極めて重要な役割を持つ無線システムとして『防災行政無線』の整備を促す。『防災行政無線』は、災害時には屋外スピーカーを通じて避難指示を住民に直接伝える最も有効な手段となる。現在、近畿管内の全198市町村のうち、約1割の19自治体が未整備となっており、同報系・移動系システムの整備を勧め、必要に応じ周波数を割り当てるなど、防災情報をより広く確実に伝えられる環境づくりを目指す。
 本部長は近畿総合通信局長が務め、総務部長、情報通信部長、放送部長、無線通信部長、電波監理部長、総括調整官が担務する。事務局は総括調整官・無線通信部陸上第二課 問合せ先は、06(6942)8586。
 《主な活動》
 ①防災・減災に資する防災行政無線、緊急速報メール、公共情報共有基盤などの防災情報伝達手段の多様化・多重化に関すること
 ②発災時に通信機能を維持するために必要な対策に関すること
 ③災害応急対策としての重要無線通信確保のための臨機の措置等に関すること
 ④総務省の備蓄通信機器、災害対策用電源車の貸与に関すること
 ⑤管内の府県などで開催される防災会議への参加に関すること
 ⑥三連動地震に係る防災対策や震災復興対策に係る講演会、研修会などの開催に関すること
 ⑦その他=関係地方総合通信局(東海局、四国局、九州局)との情報交換、意見交換など
 

 シャープ 高性能液晶パネルの出荷開始! 2012.4.13


 シャープは13日、解像度や省エネ性能を大幅に高めた高性能液晶パネルの出荷を開始したと発表した。新型パネルは、タブレット端末やパソコンなどで商品化を図る一方、鴻海と共同で新商品の製造・販売を検討するなど、中小型端末に特化した液晶事業の強化を狙う。
 同社が4月から本格生産を開始する新型パネルは、酸化物半導体(IGZO)を使った液晶パネルで、従来に比べて消費電力を5分の1以上抑える。画素数は4倍で、鮮やかな画面が特徴。亀山第2工場では、テレビ向けから新型パネルへ生産移行し、生産量を7~8割程度まで引き上げる方針。
 大阪で会見した方志教和執行役員は「IGZO液晶を開発したことで、ノートパソコンやモニター、タブレットの高精細化が可能になる」と語った。液晶パネルの世界的な価格下落が業績を圧迫する中、同社は非テレビ向けの中小型液晶パネルの生産強化に乗り出す。  

 NHK―異色の旅番組『えぇトコ』 2012.4.10


 NHK大阪放送局は10日、大阪市中央区の大阪放送会館で、4月からの新番組『えぇトコ』の第1回試写会と記者会見を開催した。会見には俳優の鎌苅健太とお笑いコンビのスマイルらが出席し、抱負などを語った。『えぇトコ』は、定番の名所を巡る〝もちろん旅〟と、行き当たりばったりの〝じゃない旅〟を交錯させた異色の旅番組。第1回は大阪・中之島~北船場を紹介。鎌苅が〝もちろん旅〟で、スマイルは〝じゃない旅〟で笑いと情報を届ける。
 会見した大古滋久チーフプロデューサーは、「旅番組を始めるにあたって、30~40代の人に意見を聞いたところ、ほとんどの人が旅番組に対して、旅の情感などではなく実用的な情報と笑える旅を求めていました。この番組は、〝笑い〟と〝趣味・実用番組〟として制作しました」とあいさつした。
 またスマイルの瀬戸は、「番組では、いつもとは違いガイドブックに載っていないところへ行きました。いろんな情報を求めて、いろんな人に話しかけ、そして人の温かみを通して新しい発見がありました。とても楽しかったです。これからももっと多くの人たちに話しかけていきたい」と意気込みを語った。
 ウーイェイよしたかは、「いいVTRに仕上がってて、良かったです。高く評価したいと思います」と語り、会場を笑わせたあと、「瀬戸抜きで、女優さんと2人旅がしたいので、旅のデートバージョンをつくってほしい」と提案した。
 放送は、4月13日金曜午後8・00~同8・43(関西ローカル)と4月26日木曜午後3・15~同3・58(全国)。
 

 和歌山県の3中継局の送信チャンネルを変更 2012.4.10


 近畿総合通信局(野津正明局長)と近畿広域地上デジタル放送推進協議会は10日、和歌山県の一部地域のテレビ受信状況の改善を図るため、新宮中継局と新宮佐野中継局、串本中継局の送信チャンネルを変更すると発表した。3中継局とも5月7日~7月31日までの変更を予定している。
 なお、受信機(デジタルテレビ、デジタルチューナー、デジタルチューナー内蔵の録画機など)については、基本的には自動でチャンネルの再設定を行うが、対応しなかった場合は手動でのチャンネル再設定が必要になる。設定方法がわからないなど問合せ先は次のとおり。
 ▽チャンネル変更コールセンター=0120‐922‐303(IP電話などのため上記番号につながらない場合は、03‐4321‐0770)平日は9時~21時まで、土日祝日は9時~16時まで
 

新たな難視対策―SHF帯の活用が有効 2012.4.09


 総務省近畿総合通信局(野津正明局長)は9日、地上デジタル放送移行後に発生していた新たな難視対策において、マイクロ波であるSHF帯の有効性についての報告書を取りまとめ公表した。
 同局では、昨年7月24の地デジ移行後に発生した山間部などの地形難視や都市部ビル陰などの受信障害の対策を検討するため、『SHF帯を活用した地上デジタル放送配信システムの調査研究会』(相河聡座長=兵庫県立大学大学院教授)を設置し、実証実験などを通してその有効性を検証していた。
 同調査研究会がこのほどまとめた報告書によると、UHF帯によるギャップフィラー(受信障害対策中継放送局)では、周波数が逼迫している場合やSFNが構築できない場合において導入が困難となる。一方、SHF帯は3GHzから30GHzの周波数帯で、伝送できる情報量が非常に大きいことから放送配信システムによる対策手法としては最も有効なことを確認した。
 現在、地上デジタル放送を受信可能にする方法としては、ギャップフィラーやCATV利用、セーフティーネットなどがある。ギャップフィラーは都市部ではSFN混信が想定されること、CATV利用では基本契約料が発生すること、セーフティーネットでは恒久利用を前提にしていないことなどがあり、これらに替わる新たなシステムが求められていた。
 2012年1月時点における近畿管内の〝新たな難視〟世帯数は、地デジ移行直後には約3900世帯だったが、その後CATVへの移行などにより約2900世帯に減少した。新たな難視地区に対しては、セーフティーネット(衛星放送)受信による暫定対策を実施しているが、これは一時的な代替手段として暫定的に実施されているもので、2015年3月末が期限になっている。
 同調査研究会では、今後は装置の小型化・汎用化が進むことで早期の運用開始が期待されると提言している。
 

総務省近畿総合通信局 管内ブローバンドの普及状況発表 2012.4.05


 総務省近畿総合通信局(野津正明局長)は5日、平成23年12月末でのブロードバンド普及状況を取りまとめて公表した。
 管内2府4県のブロードバンドサービスの契約数は677万7775件となり、前四半期からは24万9709件増加、世帯普及率は75・9%(全国平均70・4%)となった。
 各サービスの内訳は、FTTHの契約数が415万2813件。前四半期からは6万351件増加、ブロードバンドサービスに占める割合は61・3%となり、世帯普及率は46・5%となった。全国平均(40・9%)を5・6ポイント上回り、ブロック別で全国1位となった。同サービスの都道府県別普及率は、滋賀県が55・9%で前四半期に続き全国1位、京都府が52・2%で2位となった。
 また、その他のアクセスサービスでは、CATVの契約数は前四半期からは2・4%(2万8877件)増加し、123万4839件。BWAは同44・8%(7万6050件)増加し、24万5806件。3・9世代携帯電話パケット通信は同234%(13万3108件)増加し、19万25件となったが、一方でDSLは同4・9%(4万8676件)減少するなど、他のサービスへの移行が顕著になった。
 

大阪府-気象災害の軽減を目指す府民参加型プロジェクトがスタート 2012.4.03


 気象災害による被害を軽減するためのウェブサイトが3日、大阪府でスタートした。
 同ウェブサイトは、大阪府(松井一郎知事)と気象情報会社のウェザーニューズ(東京都港区、草開千仁社長)が共同で推進する事業「おおさか減災プロジェクト」で、その協定締結式が同日の午前、大阪市中央区の大阪府庁で行われた。
 同サイトでは、観測された雨や風などの気象情報や河川の氾濫土砂崩れなどの災害情報を府民や利用者から投稿してもらい、現場の写真やコメント、発生した時間や場所などがスマホやパソコン画面のマップ上に掲載される。 大阪府の避難所も同時に反映されており、自宅以外で災害に遭遇しても、すぐに一番近い避難場所を確認することができる。府民自らが自分に必要な情報を得ることができ、自らの目で確認した情報を提供することで、 自助・共助活動を支援するシステム。気象災害による被害を減らす〝減災〟を目指している。ウェザーニューズや大阪府からもリンクされており、投稿や閲覧は無料。事前登録する必要もない。
 大阪府による減災プロジェクトの取り組みは、千葉市、名古屋市、神奈川県に続き全国で4番目。近年、局地的かつ突発的な大雨が増えている他、頻発する地震の影響も心配され、災害への関心が日々高まっている。 同日は日本各地で爆風が猛威を振るう中、まさに減災を考えさせられるタイミングでのスタートとなった。
*インターネットサイトは、http://weathernews.jp/gensai_osaka/。携帯サイトは、http://wni.jp/?osaka
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